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決定版 世界の喜劇人

Nobuhiko Kobayashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103318293
ISBN 10 : 4103318295
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

喜劇映画百年の爆笑史書決定版!これを読まずして笑いを語るなかれ。志村けんも谷啓も森繁久彌も憧れ、まねた黄金時代のコメディアン達。マルクス兄弟、チャップリン、キートン、ダニー・ケイ、ウディ・アレンらの珠玉ギャグ300超を徹底解説した伝説的名著を増補加筆。『決定版 日本の喜劇人』の著者が人生を賭して喜劇文化人類学へと昇華させた聖典、遂に刊行!

【著者紹介】
小林信彦 : 1932(昭和7)年、東京・旧日本橋区米沢町(現・中央区東日本橋2丁目)に和菓子屋の長男として生れる。幼少期より、多くの舞台や映画に触れて育った。早稲田大学文学部英文科卒業後、江戸川乱歩の勧めで「宝石」に短篇小説や翻訳小説の批評を寄稿(中原弓彦名義)、「ヒッチコックマガジン」創刊編集長を務めたのち、長篇小説『虚栄の市』で作家デビュー。創作のかたわら、日本テレビ・井原高忠プロデューサーに誘われたことがきっかけで、坂本九や植木等などのバラエティ番組、映画の製作に携わる。その経験はのちに『日本の喜劇人』に生かされ、同書で1973(昭和48)年、芸術選奨新人賞を受賞。主な小説作品に『うらなり』(菊池寛賞受賞)などがある。また映画や喜劇人についての著作も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kokada_jnet

    2024年4月に刊行されていたが、不覚にも読み逃していた。330頁分は新潮文庫「世界の喜劇人」に収録したもの。その後の100頁は、さまざまな書籍に収録された「その後の喜劇人論」の再録で、読み応えあり。特に『われわれはなぜ映画館にいるのか』に収録され、のちの再編改題版の『映画を夢みて』に入らなかった「『進めオリンピック』のおかしな世界」が圧巻。W・C・フィールズの代表作として『吾輩はカモである』と並ぶ作品として著者が語るこの映画、日本では現在も、観ることができない。アメリカでも評価が低いのが不当だと。

  • gtn

    文庫版以来の再読。改めて、ジェリー・ルイスへの強烈な批判を確認。この章を読むだけで、米国のコメディの劣化が分かるほど。そんな"芸なし"の彼が、時代の寵児になったのは、「時代と寝たから」と指摘。作品の質と民意は正比例する。

  • 信兵衛

    “サイレント”から“トーキー”への移行期から、アメリカ映画を中心とした名だたるコメディアンたち、特にスラップスティック・コメディ映画を中心軸に、年代の変化を追いながら語った一冊。これはもう、コメディ映画の貴重な歴史書と言って過言ではありません。何しろ、ドラキュラ映画まで語られるのですから。以て冥すべし。

  • だるま

    このレビューはミステリ類しか書かない気だが、筒井さんと小林さんは例外。この2人から私は小説の楽しさを教わったので。この本は海外の喜劇人(一部日本もあり)についての評論。但し書き下ろしは無く、以前出た同名の文庫(現在絶版)に、喜劇人に関した近年のエッセイを足した物で、著者の91歳という年齢からして、最後の刊行物になるかも知れない。それ故、殆ど既読だったが改めて熟読した。有名な喜劇人全てについて論じているのでは無く、主にマルクス兄弟の映画が中心。彼らのギャグを一つ一つ念入りに分析している。熱量すら感じる名著。

  • fritzng4

    義父からいただいた著者サイン本。新潮文庫版もかつて読んでいるのだが改めて読んでも新鮮だし、長年に渡って見続けてきても喜劇観が全くブレてないというのがなんと言ってもすごい。この増補版にはルビッチ、ワイルダー、ウディ・アレンらに関する文章が収められていて喜劇ファンにはたまらない一冊である。森繁やフランキー堺もボブ・ホープの真似をしていたのか、言われて納得。それにしてもマルクス兄弟を語る熱情が時を経ても充分に伝わってくる。こういった情熱的な筆致が人を動かすのだと感じる。

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