Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• このこねこ@年間500冊の乱読家

  読了日：2021/08/17

  ⭐⭐⭐ 小林多喜二の母、小林セキさんの言葉をまとめた一冊。 葬式もろくにできず、遺骨さえ共産主義の象徴になるからと自由に持ち出せなかった。そんな母の無念さが伝わってきます。 多喜二のような人がいたからこそ、今の自由な世の中があるんだと、あらためて感じました。

• kei-firefly

  読了日：2019/05/26

  母親が若くに思想に身を尽くして亡くなった息子を思う言葉たちに満ちている。 多喜二を育て、互いに学び合い、助け合い、そしてその思想には言及せず、見送る言葉に涙が溢れる。 小林多喜二の人となりがまたよく分かりました！

• 瀬田

  読了日：2011/10/10

  多喜二が投獄されていたあたりや、死んだ後の記述は読むのが辛かった。多喜二の死後も肩身が狭い日々を送ったようだし、家族も大変だったんだなあ。

• タカラ〜ム

  読了日：2011/10/01

  小林多喜二が非業の死を遂げたのが1933年2月。本書は終戦後にその母セキが息子である多喜二について語ったもの。明治生まれで、おそらくはそれほど満足な教育は受けていなかったであろうセキが語ったにしては妙にインテリジェンスなところがあるが、そのあたりは編集した小林廣によるアレンジがあるようだ。いずれにしても、いかに時代とはいえ国家権力が思想を弾圧し無抵抗な人物を拷問により死に至らしめてしまうという事実が衝撃的。

• ゆうちゃんママ

  読了日：2011/08/07

  こんな残忍な死を息子が・・、母は耐えられない。

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