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日本沈没 第2部下

小松左京 / 谷甲州

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094082753
ISBN 10 : 4094082751
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本列島の沈没は、単なる前触れにすぎなかった―。断続的な冷害に襲われ、深刻な飢饉に見舞われていた北朝鮮に、中国が軍事侵攻した。日本列島の物理的消失により、東アジアの気象が大きく変動し、その影響も拡大していた。日本政府は、もうひとつのプロジェクト―日本人の技術を結集した全地球の環境予測システム・地球シミュレータの実用化に乗り出す。皮肉にもそこにシミュレーションされたのは、地球全体を「新たな異変」が呑み込もうとする悪夢のような内容だった。この地球の未来をも予測し、全人類に警鐘を打ち鳴らした世紀のSF巨編、堂々完結。

【著者紹介】
小松左京 : 1931年、大阪府生まれ。京都大学卒業。日本SF界の第一人者

谷甲州 : 1951年、兵槻県生まれ。大阪工業大学卒業。青年海外協力隊員としてネパール在勤中に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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第一部を読んで、過度な期待をして読むと肩...

投稿日:2021/04/09 (金)

第一部を読んで、過度な期待をして読むと肩透かしを食らうかもしれません。スケールが小さくなってしまうのは仕方がないことである。しかし国土を失っても日本人が日本人たる誇りと希望を持って生きる姿は感動的であった。第一部を読んだら読まない手はありません。

kotobuki さん | 広島県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どどいち

    面白かった。いろんな立場の視点で描かれていた。政治家・科学者・自衛官等…。それぞれの立場としての物語が勉強になる。だから面白い。

  • とも

    ★★★大作である。小松左京集大成、渾身の1作であることは間違いない。が、それと面白いかというと別で、本人も思いもよらず力が入りすぎたようで、重すぎるのである。付け足せば、構想のみを小松が行い、執筆は谷甲州という訳のわからない作家が受け持った様であるが、とにかく文章に面白みがない。読んでいても走らない、ノってこないのである。これがもし小松本人が書いていれば、数十年来の小松ファンからすれば、この人に任せてまで作品を作ってしまった判断が失敗だったと思わざるをえなく、つくづく残念な結果となった。

  • とくけんちょ

    日本とは、日本人とは、かくあるべきか。そのことを考えさせるために、世界中を漂流させたと。そんなテーマが背景にあったとは。政治的な話に終始するわけだ。ドラマティックな部分は、むしろ付け足し。第一部に思い入れがある人は続編うーんとなるかもしれないが、これはこれでありかと。何より、このテーマで、ここまで読みやすいのは凄い

  • さっとる◎

    第二部読了。決して好きな系統の話ではないのだけど、第一部を読み終わった時から二部も読むぞと。科学的にも気象学的にも政治的にも国際政治の駆け引き的にもその他諸々わからんづくしながら、日本人であることや国とはとか地球に生きていることとか、ぼんやりぐるぐるこんなに考えてしまう本もそうないなと。自分が、自分の国が一番大事で、それは生きる上でそうなんだろうけども、自然を地球環境を宇宙を半端にコントロールできてしまう人類って何なんだろう。どうにもならない大きな流れに何もかも任せきらない知恵が、恨めしくもある。

  • piro

    前評判は今ひとつの印象でしたが、現実の現代社会が内包する様々な問題が投げかけられた思いになる、読み応えある作品でした。国土を失った日本国の誇りやアイデンティティを必死に守ろうとする人々。第一部とはまた異なる危機が地球規模で迫る中、各国の思惑の間で奔走する人々。熱い想いに満ちた物語でした。パトリオティズム(愛国主義)、ナショナリズム、コスモポリタニズム…何を軸に生きていくのが「正解」なのか、人其々だと思いますが、自分自身の軸は持ちたいですね。迫り来る現実社会の混沌も見据えて…。

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