死刑囚になったヒットマン 「前橋スナック銃乱射事件」実行犯・獄中手記

小日向将人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917764
ISBN 10 : 4163917764
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;19

内容詳細

前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか?2003年、暴力団抗争により一般人3人の尊い命が奪われた「前橋スナック銃乱射事件」。実行犯の死刑囚が綴る衝撃の手記。

目次 : 第1章 嚆矢―手記(1)/ 第2章 失態―手記(2)/ 第3章 覆水―手記(3)/ 第4章 乱射―手記(4)/ 第5章 潜伏―手記(5)/ 第6章 逮捕―手記(6)/ 第7章 謝罪―手記(7)

【著者紹介】
山本浩輔 : 1986年生まれ、埼玉県出身。東京外国語大学ロシア語専攻卒。産経新聞社の社会部で検察庁などを担当した後、2023年まで文春オンライン・週刊文春記者として全国で発生する事件・事故を取材。犯罪抑止や更生支援をテーマに専門家へのインタビューも多く手がけた。元ヤクザの進藤龍也牧師による“刑務所伝道”に関心を持ち、同師と文通を重ねていた小日向将人死刑囚が約20年前に起こした前橋スナック銃乱射事件について調べ、本書をまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ さん

    オウムやアルカイダによるテロに比べ、信じられないほど無様で稚拙な前橋スナック銃乱射事件の無計画ぶりに驚く。ターゲットに関する事前調査は疎かだし、ヒットマンは親分のワガママで非合理的な手段を取らされ、忠誠を強要された挙句あっさり使い捨てにされるのだから。任侠とか親子関係などカビの生えた昭和の世界に閉じこもり、21世紀になっても通用すると信じて疑わない思考回路こそ信じられない。暴力は確かに強いが、頭脳あっての暴力だとわかっていない。ヤクザは暴対法ではなく、時代の流れについていけない愚かさ故に滅びつつあるのだ。

  • 日の丸タック さん

    今世間を騒がせ話題になっている闇バイトの仕組みと同じで、個人情報を盾に脅され進むも地獄、戻るも地獄のシステム。どこで間違えたのか?どこでなら戻れたのか?ある程度まで進んでしまえば止まることも逆戻りも効かない。 唯一の方法はこのシステムに近づかない事! まともな社会でまともな人間関係の中で普通に育てばなんということもないことが、生育環境や周囲の環境で最も簡単に曲がってしまう。習わないことはわからないし、それが悪だと気付かぬうちに進み、後戻りできない負のスパイラルに巻き込まれる。人は弱き葦だ…朱に染まれば赤…

  • gtn さん

    純朴で誠実な印象。仕える師を過たなければ、平凡ながらも幸福な人生を送れたであろう。だが、彼は誤った。結果は一般人を巻き込んだ殺人。そして極刑。一方、かつて「親父」と仰いだ矢野治組長。矢野も事件の主犯として死刑判決確定。その後、延命のため、他の殺人を告白したものの、証拠不十分と、間を置かず無罪となる。最後は死に怯え、獄中自殺。こんな小物に忠誠を尽くしてきた著者の宿命を想う。

  • あられ さん

    新聞の書評欄でみて、ようやっと読めた。手記を綴った小日向将人さん、しきりに悔やんでおられるが、最初のヤクザに気に入られて、入門(?)したのが間違いであった。カタギのまま、生きていたなら、と思ってしまう。親父に逆らえない、家族になにかあったら、と犯行を犯してしまった。が、被害者にも家族があり、そのひとの人生があったのに。だが、ヤクザの面子とか義理とかをかまわずに、なにもかもを話したのはよかったのだと思う。牧師さんに面会してもらって、キリスト教徒となり、祈りの日々を送っておられるとのこと。少しでも長く続いて。

  • 夜明けのランナー さん

    まずはご遺族の方にお悔やみ申し上げます。 死刑囚を庇うわけではない。許されることはないけれど、刑に服すしかないわけだけど。カラスは黒なわけで、信号が赤なら停止するべきで、当たり前のことを受け入れることに勇気が必要だったことは非常に残念でならない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品