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塀の中の美容室 ビッグコミックス

小日向まるこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784098607372
ISBN 10 : 4098607379
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    空色の美しい装丁に惹かれて、手に取りました。女性の受刑者が一般客の髪を切る…そんな刑務所内にある美容室を舞台にしたお話です。刃物を扱う職業ですし、そういう人が自分の背後に立って頭にふれる…そのことへの不信感と恐怖が最初のお話からは伝わってきました。気になって調べたら、このような職業訓練の場は実在しているそうです。素晴らしい試みですが、どんな理由であれ(最後にこの美しい受刑者の犯罪が明らかになります)犯罪を犯した人に世間は冷たいのだなあ…と悲しくなりました。みんなゲームなら何回でもチャンスあるのにね。

  • S.Mori

    女性刑務所の中にある美容室を描いた作品です。重い罪を犯してしまいながらも懸命に生きようとする主人公の小松原葉留を作者は優しく繊細に描いています。温かみのある美しい絵が圧巻です。作者が精魂込めて描いていることが伝わってきます。自分の罪に向き合いながらひたむきに生きようとする葉留の姿に胸が熱くなりました。2話に出てくるきれいな黒髪の少女の染み入るような笑顔が忘れられません。抗癌剤の治療を受けるので、捨て鉢になっていた彼女を葉留が力強く励ましたのです。こんな素晴らしい作品にはめったに出会えるものではありません。

  • ねお

    一面の青空の天井という設定にも、単話の内容にも、小日向さんの優しい絵にもほっこり、幸せな気持ちに。小日向さんの絵を初めてみた時からとても癒される好きな絵だな〜と思い調べてみると刑務所に関する漫画があるとのことで手に取った。恥ずかしながら刑務所の中に美容室があるというのも「空の青さを知る」という諺の続きも知らず、新しい発見がいくつもあった。今は和歌山、笠松(岐阜)、栃木にしか刑務所内に美容室がないとのことだが、PFI刑務所ができるずっと前の戦後すぐ70年前から刑務所が社会に開かれていたことに驚いた。こういう

  • GORIRA800

    受刑者の女性が更生のひとつで一般人の髪を切る話 あまり言葉を交わさずとも、互いに何か優しさのようなもので通じ合う様子がささやかな涙を誘われる 戻れる場所、待ってくれる人、応援してくれる人、そんな人がいれば大袈裟なまでの優しさなんていらないんじゃないかなって思った

  • ショコラ

    【タイトルが気になって購入】桜井美奈の同名小説をコミカライズした作品。刑務所の中にある、美容師の職業訓練を受けた受刑者が一般の人々の髪を切る美容室での話。日本の3カ所の刑務所では実在するそう。重たい内容かと思ったが、美容師と客の優しいやりとりの物語だった。絵がその優しさに呼応するかのような優しい絵で、特に笑顔の描写が印象的だった。ただ、ページ数の問題か、少し話がコンパクトにまとまりすぎているような気がした。小説はもっと深く描いているのかな。

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