優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物

小手鞠るい

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062197519
ISBN 10 : 4062197510
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
294p;20

内容詳細

詩人、漫画家、絵本作家、そして「詩とメルヘン」編集長と多彩な顔をもったやなせたかし。45年来の愛弟子だった著者が、師の業績と素顔の魅力を伝える感動作。

目次 : 第1章 あこがれよ なかよくしよう―裏町ぐらしの下積み時代/ 第2章 さびしいひとをなぐさめたい―「詩とメルヘン」の創刊/ 第3章 死んでもひとをよろこばせたい―絵本『やさしいライオン』/ 第4章 愛がなければ生きられない―アンパンマンの奇跡の始まり/ 第5章 しあわせよ カタツムリにのって―アンパンマンワールドの魅力/ 第6章 戦場にも花は咲いていた―『おとうとものがたり』/ 第7章 今日はすぐに思い出になる―最愛の人、暢さんの死/ 第8章 書いては消し、消しては書く―「いい子いい子」/ 第9章 かわりのメダカはいないんだ―なにが君のしあわせ/ 第10章 夢の中にも夢はある―「詩とメルヘン」の三十年と幻の生前葬

【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ikutan さん

    あのアンパンマンの作者であるやなせたかし氏のもう一つの顔が、30年間『詩とメルヘン』の編集長をされたこと。この雑誌と共に歩み、作家となられた作者が、やなせさんの詩と共にその日々を振り返ったエッセイ。やなせさんの人柄は、今までにも知る機会があったが、今回も、至る所にその懐の深さが表れていて感銘を受けました。そして、平易な言葉で綴られたやなせさんの詩は、どれも心にすっと入ってきて、じんわり響く。選び抜かれた言葉は、時にユーモアもあり、優しくて、温かい。恩師として慕う作者の熱い思いも伝わってきます。オススメ。

  • ぶんこ さん

    著者の本をたくさん読んでいて、毎回「あとがき」「解説」は必ず読んでいるのに、著者とやなせさんが親しいとは知りませんでした。小手鞠さんのやなせさんへの気持ちが溢れていて、私までやなせさんに興味津々となりました。「やさしいライオン」も読みたいし、アンパンマンの飢えた人へのあったかい気持ちに感動し、やなせさんの作品を残らず読みたい気持ちでいっぱいになりました。小手鞠さんのやなせ愛が乗り移ってしまったのかな。小手鞠さんの恋愛体質にも少し驚きました。面白かったです。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    返却棚で。新着棚でも気になっていたが、積読が多過ぎて諦めた。しばらくして、再会できたので、今度こそと借りてきた。やなせさん自身の伝記的な作品は何冊か読んだので、引用されている言葉は記憶にあるものも多かった。でも、やなせさんの洞察力や温かさ、人一倍の努力など、改めて知ることができて、良かった。そして、やなせさんの人生と同時に、小手鞠さんの半生も知り、彼女の作品にも興味が湧いてきた。

  • 紅香 さん

    東日本大震災を意識していたわけでもなく、この殺伐とした世界に少し疲れ、やなせさんのパワーに触れたかった…それだけだったのに。私の無意識は確信していたかのよう。あの時、ラジオから流れた曲は『アンパンマンマーチ』だった。。『死んでも人をよろこばせたい』『絶対に揺るがない正義とは弱者を助けること』当時、現役を引退しようとしていたやなせさんの息を吹き返えしたものは小さな子供たちの歌声でした。小手鞠るいさんとやなせさんにこんなにも濃い交流があったこと、人となり、数々の詩を知ることができました。永遠のヒーローです。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    小手鞠るいさんのやなせたかし礼賛であり、ふたりのエピソードであり、詩集のようなところもあるのですが、心が暖まりました。

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人物・団体紹介

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小手鞠るい

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1993年、「おとぎ話」(『玉手箱』所収)で海燕新人文学賞を受賞し作家デビュー。2005年、『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。2019年、『ある晴れた夏の朝』で第68回小学館児童出版文化賞を受賞。アメリカ・ニューヨーク州ウッドストック在住

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