音の記憶 技術と心をつなげる

小川理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163906072
ISBN 10 : 416390607X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;20

内容詳細

かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。人には大切な「音の記憶」がある。その感情を技術が喚起する。そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが…。日本の会社で働く全ての女性に贈る働くこと、愛すること、継続すること。

目次 : 音の記憶/ 全ての生き物にはリズムがある/ 就職まで/ 自由なる研究所/ 汐留の輝ける青春/ 失意のプロジェクト解散/ オール・ユー・ニード・イズ・ジャズ/ 二足のわらじ/ 愛こそ全て It’s All About Love/ 松下幸之助が教えてくれたこと/ テクニクス復活プロジェクトに懸ける/ ベルリンでの復活宣言/ 幻のターンテーブルSL−1200/ 女性が欲しくなる「オーディオ」で未来を拓く/ 若い人へのレッスン

【著者紹介】
小川理子 : 1962年、大阪府生まれ。パナソニック株式会社役員。3歳の頃よりピアノを始め、様々なジャンルの音楽に親しんでいたこともあり、慶應義塾大学理工学部在学中から、松下電器産業(現パナソニック)の音響研究所に憧れていた。86年入社後、同研究所に配属。金管楽器の形をしたスピーカー「サウンドスペースツインロードホーン」など数々のユニークな開発を手がけた。しかし93年に所属する部署が解散。その後、音響開発の現場は離れるが、ジャズピアノでは2003年に北米でリリースされたCDが英国専門誌で年間ベストアルバムに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • テクパパザンビア さん

    面白かった。サクセスストーリー、『こんな偉い人がいるん』やと感嘆。二足の草鞋を上手に履き慣らしてパナソニックの役員でジャズピアニストとして活躍、凄いなぁ。テクニクスのブルドッグの置物が懐かしい。

  • きみたけ さん

    身近な人の本だけに感動した

  • ぼっちゃん さん

    パナソニック役員とジャズピアニストの二足のわらじを履き続け、テクニクスを復活させた人の手記。音は映像と違い見えないので、音作りは感性が重要でどのような音にしていくか技術の人に伝えるのも難し仕事だと思う。パナソニックの社会貢献でJR大阪駅前の梅田新歩道橋、浅草の浅草寺の雷門を寄贈していると初めて知った。

  • trazom さん

    パナソニックの役員とジャズ・ピアニストの二足の草鞋を見事の履きこなしている小川理子さんの自伝。会社員でありながら、アメリカでデビューしないかと言われるほどのジャズ・ピアニストとして活躍されていることに感激する。一方、会社員としては、部長や役員への昇格を自慢するような語り口には違和感がある。テクニクス・ブランドの復活の手腕は見事だが、全て自分一人の力で実現したような書き振りには、少し鼻白む。それを支えてくれた多くの人たちへの言及もないし、そもそも「部下」というような言葉を抵抗なく使う人を、私は信用しない。

  • tom さん

    著者は、ときどきテレビで見かける人。ということで、図書館で入手。ガーシュインのコンサートを独力でやってしまったというから、かなりのピアニスト。ピアニストと会社員の二足のわらじを履き、アメリカでのジャズ演奏家という誘いを蹴飛ばして、上級管理職になってしまう。そして、オーディオシステムの復活に関わる。ここでの音に対する感受性のにはビックリ。と、いろいろ驚くことはあるのだけど、この本自体は、著者が関わった製品に対する宣伝という雰囲気。だから、面白というわけでもないという奇妙な本でした(笑)。

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