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『永遠の0(ゼロ)』と日本人 幻冬舎新書

小川榮太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344983328
ISBN 10 : 4344983327
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「妻と娘のために必ず生きて帰る」と言い続けながら特攻を志願した、『永遠の0』の主人公・宮部久蔵。その強烈な生と死は、「特攻とは何だったのか」「日本人はなぜあの戦争を戦ったのか」という、我々が向き合うことから逃げてきた問いをつきつける。映画『永遠の0』から、『風立ちぬ』『終戦のエンペラー』、小説『永遠の0』、そして特攻隊員たちの遺書へ。丹念な読み解きを通して、「戦後」という見せかけの平和の上に安穏と空疎な人生を重ねてきた日本人に覚醒を促す、スリリングな思索の書。

目次 : 第1章 戦争は単なる悪なのか―映画『永遠の0』が照らし出す亀裂(あの日、真珠湾は美しかった/ 最初に見終えての感想は「憤り」 ほか)/ 第2章 「戦後日本」の美しき神話―映画『風立ちぬ』のアンビバレント(宮崎映画は「戦後日本」の神話である/ 平和と流血との矛盾から目を背けてきた日本人 ほか)/ 第3章 偽りと不信の日米関係―縮図としての映画『終戦のエンペラー』(見れば見るほど奇妙な映画/ 俳優・スタッフたちの驚くべき無知 ほか)/ 第4章 「戦後」からの決別―小説『永遠の0』の奇跡(映画では隠された小説の科白/ 百田尚樹のダイナミックな歴史観 ほか)/ 第5章 特別攻撃隊とは何だったのか(世界の戦史に例を見ない戦術/ こんな二十歳の青年が存在した社会があったか ほか)

【著者紹介】
小川榮太郎 : 昭和42年生まれ。文藝評論家。創誠天志塾塾長。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • もりやまたけよし

    3本の映画の批評を通して大東亜戦争のおさらいをする感じか。映画の批評と歴史問題の議論、どっちつかずの中途半端な本になっているのが少し残念だが、それだけ百田氏の永遠の0はいい本だったということかな。

  • 金吾

    映画と本の感想主体ですが、それぞれの感想というよりそもそもの著者の言いたい部分に適合している部分を抜き出しただけのように感じました。また特攻の数字的成果を述べるのは違和感を感じました。

  • TheWho

    先頃森友・加計問題で、朝日新聞より訴えられる栄誉を得られた保守論客の著者が、同時期に映画化された百田尚樹著の「永遠の0」、宮崎駿の「風立ちぬ」、そしてハリウッド制作の「終戦のエンペラー」で描かれた先の大戦の想いを吐露する一冊。主題は、「永遠の0」に込められた先の大戦の想いを赤裸々に語り、そして絶賛している。同時に「風立ちぬ」と「終戦のエンペラー」に対して断罪している。後の2作は観ていないが、宮崎駿の言動や米映画なので納得は出来る。ともあれ「永遠の0」は、原作映画とも名作であると声を大にして言いたい。

  • 出世八五郎

    永遠の0、風立ちぬ、終戦のエンペラ−映画3作品の批評から始まるが着目は第4章と第5章。山田風太郎は神風特攻隊員は神!だと評し、彼らの御陰で経済大国になれたのでは?と評価した。本書にもそれと似たことが詳述されてる。大西瀧二郎中将を特攻作戦立案者としか知らなかったが、彼の作戦立案の背景や遺書が紹介され再評価を迫られた。特攻作戦を無駄死にと評価する者がいる。戦果は56%。遺書を偽書と評価する者がいる。P234『死者をして自ら葬らしめよ、これこそが、極限の死を死んだ特攻隊員たちへの礼節ではないのか。』と著者言う。

  • yamatoshiuruhashi

    「永遠の0」「終戦のエンペラー」「風立ちぬ」、映画3作を題材に現代日本人の戦争観、歴史観と現実を考察したと言えるだろう。宮崎駿映画「風立ちぬ」に感じた欺瞞性を見事に看破している。(もっとも著者自ら、その感じる欺瞞性と宮崎駿の他の作品の素晴らしさはまた別物であり、映画製作に関与した人々の映画への情熱を傷つけるものでもないと明言。)素直に読んでみるのが一番良い一冊。あとがきに曰く「結論を出したいのではなく、問いを出している。一番やめてほしい反応は、「右翼による戦争肯定」「特攻賛美」という類のレッテル貼りだ。」

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