女が美しい国は戦争をしない 美容家メイ牛山の生涯

小川智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062206853
ISBN 10 : 4062206854
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
290p;19

内容詳細

戦前、モダンガールが闊歩する東京・銀座に大評判の美容師がいた。山口県から18歳で単身上京、後にメイ牛山と呼ばれる高根マサコは何も手本のない時代に独自の美意識で次々に斬新なヘアメイクを創造していく。戦争、パーマネント禁止、疎開。暗い時代にも希望を見失わず、焼け跡で心に誓った「日本じゅうの女性を美しくする」という夢は高度成長期に大きく開花する。六本木に開いた東洋一のサロン、作家や芸術家たちとの交流。年齢にとらわれない女性美を追究し、明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた美のマエストロ、メイ牛山の一代記。

目次 : 第1章 きれいなものがすき/ 第2章 モダンガール、美容師になる/ 第3章 プロポーズは業務命令?/ 第4章 戦争・おしゃれ・蝶々夫人/ 第5章 戦争の終わり、新たな決意/ 第6章 焼け跡のさす光/ 第7章 ほんとうの美と出会う/ 第8章 “女のプロ”になりなさい/ 第9章 余命宣告からの生還/ 第10章 清人とのわかれ、第二の人生/ 第11章 女はいつも楽しく美しく

【著者紹介】
小川智子 : 脚本家。北海道札幌市生まれ。主な脚本作品に映画『イノセントワールド』『天使に見捨てられた夜』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆいまある さん

    男が美しい国にも軍隊はあるよね。まあいいや。ハリウッド化粧品を作り上げたメイ牛山の伝記。アメリカかぶれの実業家、ハリー牛山(日本人の牛山清人)に見染められた山口生まれの天才美容師高根マサコ。初代メイ牛山(清人の先妻)死後、二代目メイ牛山を名乗り(二代目やったんかい)、2人で化粧品メーカーを大きくしていく。日本で始めてマスカラを売り出し、ラメのシャドウ、黒いマニキュアと、時代の先端を行くメイクを生み出した。気取らないガブリエル・シャネル。かなり美化した本だけど、そのポジティブさには元気を貰える。

  • おかむら さん

    メイ牛山の評伝。ハリウッド化粧品といえば、昔々昭和の頃六本木のトンネルんとこに大きい看板あったの覚えてます。大正時代に山口県で生まれた高根マサコが近代美容のパイオニア  メイ牛山として成功するまで、さらに96歳まで現役で活躍という、波瀾万丈の生涯。面白かったー。朝ドラになればいいのに。結婚するハリー牛山もカッコいいし! 高橋一生希望。ハリーの親戚が新田次郎ってのも驚き。あと息子の嫁が朝吹家なのでたぶん朝吹真理子とも親戚。他にも早川雪洲や司葉子など出てくる人が豪華。

  • 和草(にこぐさ) さん

    同じ女性として頭が下がります。全てに手を抜かない素晴らしさ。自分のできることを少しずつ消化したい。

  • Jessica さん

    美容家メイ牛山氏の半生を追った伝記。図書館で表紙に惹かれて借りたものです。 戦争を乗り越えた世代は強いと言いますが、この当たって砕けろ精神と高い志、プロであることの自信とこだわり。こんなに美しく生きた方がいたのだと感心し、読み物として楽しみつつ、ある種自己啓発本のような気持ちで読み終えました。 読み進めていくうちのあの六本木のハリウッド美容専門学校の生みの親とのこと。規模がとてつもなく大きくて本当に驚きつつ、メイさんの度量の大きさに下を巻くばかりです。

  • Fumie Ono さん

    20年以上前の事。 営業の時間調整で今のように気軽にお茶が飲めるお店があまり無く,空いている美容室をみつけてはシャンプーをしてもらっていた私。 六本木のサロンにいつもの様にふら〜と立ち寄り シャンプーをして貰った後 「この後はお仕事ですか?お化粧を少し直しましょう!」 鏡の中の自分がいつもより綺麗になっていて、 とても嬉しかった事を今でもよく覚えています。 「女はいつも楽しく美しく!」 「女が美しい国は戦争をしない」 本当にそうであって欲しい。 世界中の女性に届けたいメッセージですね。

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