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寺山修司その知られざる青春 中公文庫

小川太郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122057821
ISBN 10 : 4122057825
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2013
Japan

Content Description

起こらなかったことも歴史の裡―とうそぶき虚構と現実を渾然と生きた寺山修司。人間・寺山を形成した「実際に起こったこと」とは何だったのか。作家への野心、母との葛藤、恋、そして病…短歌をベースに処女歌集成立までの前半生を辿り、若き日の実像に迫る。

目次 : 母・はつの生い立ち/ 青森市の歌舞伎座/ 寺山はつの結婚/ 父・八郎の出征と死/ 基地の町での母子生活/ 母との別離、再び青森へ/ 教師・中野トクとの出会い/ 十八歳、一躍新進歌人に/ 難病・ネフローゼで入院/ 「僕の才能は皆が認めている」/ 母の真っ赤な櫛―単価における母の像の変遷/ 初恋の人「石岡雅子」/ 「かずこ」の歌/ 緑の詩祭/ 「夏美」の歌/ 二十二歳、青春の自立/ あたしの「寺山修司・寺山はつ」体験記―一九六七年〜一九九三年

【著者紹介】
小川太郎 : 1942年、東京都生まれ。歌人、フリーライター。早稲田大学商学部卒。出版社で主に週刊誌編集に携わる。95年に退社後、執筆活動に入る。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • わんにゃん

    母親がすごい。

  • はち

    寺山修司が持っているある種の毒は、太宰にも通じるものがあるように思う。前衛短歌運動に携わった寺山修司の22歳まで。この人も若くして死ぬと思っていたようで、病床での活動っぷりは正岡子規のそれを見ているようだ。まだ生きていてもおかしくないのが本当におしい。

  • Daisuke Azuma

    寺山修司の詩集やエッセイが好きでよく読んでいたが、青年期の寺山を知ることで寺山の言葉もある意味で私的なものにすぎないということが分かり、魔法がとけたような部分もあり。しかし私的な体験を研ぎ澄まして言葉を紡ぐのはやはり才能だろう。

  • Ex libris 毒餃子

    結婚前までの寺山修司に関するエッセー。母・ハツとの複雑な親子関係と虚弱体質と早熟な文学センスが寺山修司の世界観を作っているようである。話は変わるが戦争時に成長期だった世代は早くに亡くなるような傾向にあるは仕方ないような気がする。生松敬三などもそうであるが。

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