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「史料学」講義 歴史は何から分かるのだろう

小島道裕

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642084659
ISBN 10 : 4642084657
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文書・絵画・遺跡・伝承…。人間が作り、関わったすべての物に歴史が宿っている。さまざまな「史料」を横断して、その特質と分析方法を講義形式で平易に解説。史料の世界から、過去の社会や人々の思いが見えてくる。

目次 : 第一部 「史料」とは何だろう?(史料とは何か(1) 歴史と史料の関係/ 史料とは何か(2) 史料をめぐる「統一理論」/ 史料とは何か(3) 不在史料論の試みと視点・史観の問題)/ 第二部 さまざまな史料を研究する方法と視点(絵画史料(1) 洛中洛外図〓風における「6W1H」/ 絵画史料(2) 洛中洛外図〓風における「Why」と「Whom」/ 絵画史料(3) 洛中洛外図〓風における「Why」と「Whom」(続)/ 絵画史料(4) 絵の中の人と風俗/ 文字史料(1) 文字で書かれた史料とその機能/ 文字史料(2) 文書の様式の歴史(一) ほか)/ 第三部 史料と歴史像(歴史はどう表現できるか―史料と歴史―)

【著者紹介】
小島道裕 : 1956年、神奈川県に生まれる。1985年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。元国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さとうしん

    日本史に関するもののみとなるが、歴史学において史料にはどんなものがあるのかというより、どういうものが史料になるのかを議論した本ということになるだろうか。この種の本には珍しく文字史料に関する議論の比重が比較的低く、絵画史料や考古学史料を含めたフィールドの史料に関する議論が占める比重が高い。今時の概説ということでジェンダーについても言及されている。史料の文字情報だけでなく物情報、伝来情報、機能情報についても議論している点は昨今の中国簡牘学の論調と共通している。

  • hyena_no_papa

    タイトルの通りの内容。大学で史学に進めば恐らくは第一歩として学ぶことか?サブタイトルの「歴史は何から分かるのだろう」は常々思うことで、大河ドラマのストーリーにしても一貫した歴史書があるわけではなかろう。古代であれば記紀等が天皇を中心とした歴史を書き残してくれていて、朝廷を中心とした歴史的経緯というのはある程度分かるにしても、平安後期から武士の時代になると一体どんな信頼しうる歴史書があるのか?ハテと立ち止まってしまう。本書を読むと歴史の復元がいかに細かい作業考察から組み立てられていくのか凡そ窺えそうだ。

  • Go Extreme

    歴史的事実の理解・史料を多角的に捉え、文脈や記録の背景を深く考慮 史料の信頼性評価ー​批判的分析 一次史料と二次史料の区別 史料の文脈ー背景や意図を理解 史料の多角的解釈 記録の目的と意図ー作成者の意図や背景 史料の保存と劣化 史料の形式と内容の分離 原本と複製の差異 史料の不完全性の受容ー欠落部分や解釈の限界 史料の翻訳と再解釈 視覚史料と文字史料のバランス 歴史像の多様性ー多様な解釈を受け入れる姿勢 史料の分類と整理 歴史的事実と表現の違い 現代史観ー現在の価値観と過去の出来事を比較する視点

  • takao

    ふむ

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