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マンガ研究13講

小山昌宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801001688
ISBN 10 : 4801001688
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「マンガ」を論じる上で必要な基礎知識をテーマ別に紹介し、多角的な視点を提示する格好の入門書。「物語」「キャラクター」などを読み解く表現的な視点から、「観光」「ジェンダー」などの社会的な論点、そして「作家・編集者」や「同人誌」といったマンガ産業をとりまく環境までカバーする、最もアクチュアルかつ包括的な講義テキスト。

目次 : “教育論”マンガ教育と学校―自由と規範、創造と様式をめぐる逆説/ “歴史論”マンガ史はどのように記述されてきたのか?―その問題と展望/ “文学論”マンガ、文学、ライトノベル/ “表現論”マンガ表現論の「歴史」とその展望―石子順造、竹内オサム、夏目房之介、四方田犬彦、伊藤剛、いずみのゆうき、の表現的軌跡/ “キャラクター論”キャラクターを見る、キャラクターを読む/ “ジェンダー論”マンガの/で、ジェンダーを考えること/ “映像・芸術論”マンガにみる複数の瞬間/ “記号論・物語論”マンガにおける物語論の可能性とその限界/ “産業論”商品としての側面を支える作家・編集者のあり方/ “同人誌論”インフラ整備からみた同人誌即売会・同人文化の成長―一九八五年〜一九八九年、「同人誌専門印刷所」が果たした役割/ “観光論”「マンガ」と「観光」の重層的関係/ “ミュージアム論”「メディア」としてのマンガミュージアム/ “海外受容論”「マンガ」の「国籍」について

【著者紹介】
小山昌宏 : 1961年、東京都生まれ。情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科博士課程修了(情報社会学・メディア論・映像文化論)。現在、筑紫女学園大学教授

玉川博章 : 1978年、千葉県生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程単位取得退学(メディア論・文化研究)。現在、日本大学非常勤講師

小池隆太 : 1971年、京都府生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科博士課程単位取得退学(記号学・情報デザイン・サブカルチャー研究)。現在、山形県立米沢女子短期大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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    たとえば伊藤剛の「キャラ/キャラクター」論は、漫画論を超えて、間違いなく現代社会それ自体を読み解く上で欠かせない視点をわれわれに提供してくれるのだが、サブカルチャーの「批評」に憧れを抱く最近の若い世代は、結局現代思想の語彙で自分の好きなソシャゲやらアニメやらキャラやらを語りたいだけで、漫画や漫画論をまともに真面目に読もうとすらしない。本書が出版されて九年経つのだが、いまだ漫画論は伊藤あるいは泉信行以来ほとんど更新されていないのではないかと思わざるを得ず、暗澹たる気分を抱いてしまう。

  • スプリント

    マンガを学術的テーマとしてとらえ論じた本です。 歴史や技法、流通まで幅広くテーマ設定されておりマンガというのが研究対象としてしっかりしたバックボーンを築いていることに気が付かされます。

  • ひるお

    教育、歴史、文学、表現、キャラクター、ジェンダー、映像・芸術、記号・物語、産業、同人誌、観光、ミュージアム、海外受容という13の視点から、マンガに関する研究の経緯や課題についてまとめた一冊。マンガ研究に関わっている人が各分野について「復習」するのに役立つというだけでなく、マンガ研究に関心のある人が特に興味のある分野について基礎的な知識を得たり、逆に自分がどの分野に興味があるのか見極めたりするのにも有益だろう。個人的にはジェンダー、同人誌、ミュージアムが特に興味深く、挙げられていた文献が参考になった。

  • コウみん

    小田切先生が書いた本で買ったが、伊藤さんが書いた論文も割と面白かった。 美術の授業の時、キャラクターは描くのはできないことがちょっと、共感できた。 そして、小田切先生は漫画の国籍について語り、アングレーム国際漫画祭で韓国の作家の慰安婦漫画が問題になったのを書いた。 ところで、私、先生が寄稿した原稿を持っている気が…。

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