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新装版 数学嫌いな人のための数学 数学原論

小室直樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492047521
ISBN 10 : 4492047522
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

数学を知ることは資本主義を生き抜くことである!歴史から宗教、法律、経済まで―「論理的思考」が苦手な日本人に捧げる古今東西の逸話で読み解く数学講義。伝説の学者によるベストセラー、20年ぶりに復刊!

目次 : 第1章 数学の論理の源泉―古代宗教から生まれた数学の論理(神は存在するのか、しないのか/ 存在するのかしないのか、それが問題だ―ギリシャの三大難問題/ 新航路は果たして存在するのかしないのか―「解」を目的にしたか否かが問題だ/ n次方程式には「解」がある―ガウスが発見した「解」の存在/ 最高の役人は最低の政治家である―マクス・ヴェーバーが発見した「解」のない政治の現実)/ 第2章 数学は何のために学ぶのか―論理とは神への論争の技術なり(「論理」とは「論争」の技術なり―東西の論争技術/ 東西の論理の違い/ 数学論理への誘い)/ 第3章 数学と近代資本主義―数学の論理から資本主義は育った(数学と資本主義の精神/ 資本主義的私的所有権の絶対性と抽象性/ 中国や日本社会の特性)/ 第4章 証明の技術―背理法・帰納法・必要十分条件・対偶の徹底解明(形式論理学の「華」―背理法(帰謬法)/ 数学を除くあらゆる科学は不完全である―帰納法/ 社会科学の最重要概念―必要条件と十分条件/ 対偶の論理―何かがうまくいっていないときのおすすめの発想法)/ 第5章 数学と経済学―経済理論を貫く数学の論理(ちょっぴりの数学で理論経済学の極意が分かる/ 国民を理解すると経済が分かる/ 経済の相互連関を単純なモデルで理解する/ 経済学の奥義が分かり数学が大好きに)

【著者紹介】
小室直樹 : 1932年東京都生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院にて研究生活を送る。1967年より東京大学でボランティアの自主ゼミとして、経済学、社会学、政治学、法律学、数学など学問を超えて教授し、多くの研究者を育成する。その後、社会科学の該博な知識をもとに、現実社会の分析・評論を行い、数多くの著作を発表した。2010年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みき

    良書。数学論、特に記号論理について初学者向けに書かれた本。義務教育時代の計算問題が苦手、若しくは嫌いだけど数学って大事だよなぁと感じる人は是非読んで欲しい。こういう本を読むと計算が苦手でも数学は好きということが十分にあり得ると理解ができる。手に計算問題の解き方を覚え込ませるやり方もアリだと思うが、こういう数学の背景から入ると面白さが全然違う。学校教育ではこういったことを重視してくれるようになることを願う。

  • ta_chanko

    古代ギリシャの形式論理学とイスラエルの神が融合したことで、数学が大きく発展した。根底にあるのは、神=解は存在するのかしないのか、という命題。唯一絶対の神と人間との契約。所有権が確立していない社会や、人間関係によって論理が変わる中国人、そもそも論理のない日本人には難しい課題。最高の官僚(解を求める)は、最低の政治家(解のない問題を見つける)。数学書というよりも世界の構造を読み解く書。勉強になります。

  • lacolaco

    正直に言うとあまり刺さらなかった。そもそもあまり数学が嫌いなわけではないからかもしれない。(苦手ではあるが)数学の根底にある論理学、とくに形式論理についてのカジュアルな本だと思う。文化による「論理」の質の違いについての部分は興味深かった。

  • ジョンガリA

    きっかけは数学が嫌いだということ、タイトルに惹かれて手に取った。 読み終えたあとも数学が嫌いなことには変わりはないが、数学のもたらす多大な効用については理解が進んだ。また、数学的な考えをすることが物事の真理に辿り着く1つのヒントであることも読むことで分かった。

  • 本を読む日々

    数学に依然として苦手意識があるため、なんとかできないかと読んだ本。正直なところ語り口に癖があって、あまり合わない部分があった。数学、というよりその基本となる論理学が中心的なテーマで、最後は経済学の話に行きつく。形式論理学と宗教の話など、面白いと思えるところは断片的にあったが、それがどの程度正鵠を射ているのかは私の力では判断ができない。

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