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男性の育休 家族・企業・経済はこう変わる Php新書

小室淑恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569847016
ISBN 10 : 4569847013
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
天野妙 ,  

Content Description

現在、若手男性社員の8〜9割が取得を希望している男性の育休。しかし、社員の希望とは裏腹に、取得率は7%台と横ばいを続けている。日本経済に深刻な影響を与える人口減少の突破口として、さらに日本企業を活性化させる施策としても期待されている男性育休。にもかかわらず普及しない理由、「男性育休義務化」が注目される背景は何なのか。自民党有志議員による「男性の育休『義務化』を目指す議員連盟」の民間アドバイザーである著者2人が、豊富なデータや具体的事例をもとに詳説。基本的な制度や取得の際の注意点から、社会的課題までがこの1冊で理解できる。

目次 : 第1章 男性育休にまつわる7つの誤解(「育休で収入がなくなったら生活が立ち行かない」→平均的な会社員なら九割程度の手取り収入が保障される/ 「男性が育休を取っても、家庭でやれることは少ない」→乳幼児期に男性ができること、役立つことはたくさんある ほか)/ 第2章 データで見る男性育休の課題と背景(日本の少子化をマクロ視点で見る/ 日本の男性育休をマクロ視点で見る ほか)/ 第3章 男性育休が企業にもたらすメリット(時代はイノベーション人材を求めている/ 人材不足の切り札としての男性育休 ほか)/ 第4章 なぜ今、男性育休「義務化」なのか(夫の家事育児時間の短さが、日本の少子化の根本要因/ 少子化対策には、企業への働きかけが急務 ほか)/ 第5章 義務化で変わる男性育休(提言1 企業の周知行動の報告の義務化/ 提言2 取得率に応じたペナルティやインセンティブの整備 ほか)

【著者紹介】
小室淑恵 : 株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。資生堂を退社後、2006年に株式会社ワーク・ライフバランスを設立。1000社以上の企業や自治体の働き方改革コンサルティングを手掛け、残業を削減し業績を向上させてきた。その傍ら、残業時間の上限規制を政財界に働きかけるなど社会変革活動を続ける。著書多数。ワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座主催

天野妙 : 株式会社Respect each other代表、みらい子育て全国ネットワーク代表。日本大学理工学部建築学科卒業。株式会社リクルートコスモス(現コスモスイニシア)等を経て、性別・役職・所属・国籍に関係なく、お互いが尊敬しあう社会づくりに貢献したいと考え、起業。ダイバーシティ/女性活躍を推進する企業の組織コンサルティングや、研修など、企業の風土変革者として活動する傍ら、待機児童問題をはじめとした子育て政策に関する提言を行う政策起業家としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • katoyann

    抜本的な少子化対策のために男性の育休取得義務化を訴えた政策提言を含んだ研究レポート。男性が育児に参加しない「ワンオペ育児」は有名だが、女性の10人に1人が産後うつになり、自殺に至るケースも多数報告されている。また、出産後に非正規雇用に切り替わるケースも非常に多く、結婚・出産が明らかに女性にとってデメリットになっていることが各種統計から分かる。出生率を回復したフランスやスウェーデンは男性の育休が盛んである。出生率が低い国は固定的な性別役割分業が残っている社会であり、韓国と日本が該当する。育休の義務化不可欠。

  • おいしゃん

    昨今の取組もあり、諸外国の中でも育休制度が整ってきた日本であるが、いかにそれを活用できるかが現在の問題。2023年は185冊、この本でフィニッシュ。

  • カマボコ

    部下が産休を取ることになった。三人目の出産で希望は三か月。営業スタッフは少人数なので貴重な人員。自分一人で考えるものでもない、上も巻きこんでやれることをやろう。すぐ上司に報告し最大限希望に添えたいと報告。とはいえ、男性の育休について予備知識がほとんどない。そんな時目に入ったこの本。目からウロコ、パラダイムシフトだらけの良書だった。日本の少子化問題を解決するには男性の育休が必須と著者は言う。挙げられた理由は確かに腑に落ちることばかり。育児家事は女性だけ、そんな古い価値観を日本企業から無くさなければ、

  • 崩紫サロメ

    著者たち二人は「男性育休義務化プロジェクト」の提案者で、自民党有志議員連盟にも民間アドバーザーとして参加している。本書は「男性育休」の誤解を解き、マクロ視点のデータを用いて男性育休がもたらすメリットを解く。男性自身の成長にもなり、妻の産後うつのリスクを減らし、企業にもイノベーションをもたらす、大筋は納得するが、大企業でないとできない部分も多いと思う。だが、大企業が変わっていかなければ変わらないので、重要な提言だと思う。

  • itchie

    もし「1年働かずに200万円もらえるとしたら、仕事を休む?」と聞かれたら、自分なら絶対休むけどなあ。育休取らなかったら社会保険料払い損だよ? なんでこんなに男性の育休取得率が低いのか。取得しなかった理由の上位は「人手不足」「雰囲気」「自分にしかできない仕事があった」など。でも「会社に制度が整備されていない」という勘違いも(就業規則になくても取得できる)。鶏が先か卵が先かという話になるけど、「育休取るのが当たり前」になればみんなが休める。そういう意味で義務化は有効。育休に限らず休暇をとれるようにならないと。

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