石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか

小学館

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784096823422
ISBN 10 : 4096823422
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
追加情報
:
336p;26

内容詳細

世界初の大規模回顧展の全貌

日本を代表するアートディレクターであり、グラフィックデザインを皮切りに、プロダクトや衣装デザイナーとしても活躍した石岡瑛子の世界で初めてとなる大規模回顧展が2020年11月から東京都現代美術館にて開催されています(〜2021年2月14日)。本書は、その展覧会の公式図録で、石岡瑛子の世界を網羅した決定版となる一冊です。
資生堂時代に手掛けたサマーキャンペーンのポスターが話題となり、その後、PARCOや角川書店の仕事等を経て、80年代にニューヨークに拠点を移し、レニ・リーフェンシュタール、ポール・シュレイダー、フランシス・フォード・コッポラ、マイルス・デイヴィス、ビョークなど世界に冠たるクリエイターとコラボレーションを行った。さらにジャンルを広げ、オリンピックやオペラ、サーカスの衣装デザインも手掛け、その結実としてアカデミー賞とグラミー賞を受賞。多岐に亘るジャンルの仕事に挑戦し、いずれも高い強度で成し遂げた石岡瑛子の仕事を総覧する。


【編集担当からのおすすめ情報】
コラボレーションが一番の楽しみであり、それを日本に広めたいと語っていた石岡瑛子が終生こだわり続けたのは、表現することと同時に、「私」であった。私とは何か。その答えと格闘の軌跡が、作品に残されています。いまの時代、そしてこれからの時代を生きるクリエイター、クリエイターを目指す人にも大いなる刺激を与える内容であり、同時に多くの人に展覧会の熱と興奮が伝わる一冊です。

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    夫と気にしていたのに行けなかった展示を、遅ればせながら本で。勉強不足で衣装デザイナーとしての彼女しか知りませんでしたが、こうして二次元のデザインも通してみることで、セクシャルなのにどこか男女のジェンダー領域があいまいな力強さが、この人の持ち味なんだな…と。どのページも面白く、吸い込まれるように吸収しました。…夫も引き込まれ、二人で展示を見に行く時間をとらなかったことを反省。すぐ近くなのに…。

  • tetsubun1000mg さん

    河尻享一氏の「TIMELESS石岡瑛子とその時代」を読んで石岡さんの事を知りました。アカデミー賞の衣装部門賞を受賞した人がいるらしい程度の知識が繋がった時でした。資生堂やパルコ時代のポスターは当時の日本人では知らない人がいなかったのでは。 もっとも当時はデザイナーが表に出る時代ではなかったと思いますが。マイルス・デイヴィスのアルバムや映画、演劇の衣装などどれをとっても独創的。コッポラ氏から思い出のコメントが届くような人は石岡瑛子だけでしょうね。「地獄の黙示録」と石岡さんのデザインには近いものを感じました。

  • ace さん

    MOTで開催されていた石岡瑛子展の図録。正直石岡瑛子を知らなかったが、作品を見てそのすごさに圧倒された。資生堂、PARCO、東急、角川書店…、まさに70〜80年代日本文化の一翼を担っていたことがわかる。今見ても通用する時代を感じさせない広告・アートであり、作成過程の校正指示などは思考、熱量がひしひしと伝わってくる。一瞬で消費されることを前提とした今の広告などをオリジナリティ溢れるこれら作品群が蹴散らしてしまうこと請け合いである。

  • じょうこ さん

    半年ほど前の展覧会の図録を「読書」してみる。巻頭の石岡さんのポートレイト(メイプルソープ撮影)と安藤忠雄さんによる寄稿の見開きページがいい。あえて一緒に仕事をしなかったという二人。「いかに生きて、つくるか。遠く先に石岡さんの背中が道標としてある、後に続く世代は幸運である。」この残された建築家による文章を初めに読み、図録を順を追って読み進めようと思った。石岡瑛子は決して時代を駆け抜けたのではない、回顧でもない。有り続ける。だからきっとまた新しいものを誰かが産み出すはず。それが楽しみ。と思える価値ある読後感。

  • die_Stimme さん

    石岡瑛子展の図録。もう展示自体は終わってしまったが、どれも素晴らしいものだった。作品としてまとめて提示されることで、見たことはあっても石岡瑛子が手がけたものだとここで初めて知るものや、そもそも初めて見るもの、いずれも、すべて彼女の一貫した力強さに圧倒される。怠け心が芽を出したとき、妥協してしまいそうになったとき、彼女の作品を見直すことでもうひと頑張りできそうな気がする。

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