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ズレてる支援!

寺本晃久

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865000450
ISBN 10 : 4865000453
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『良い支援?』刊行から7年。使わせてと訴えた「重度訪問介護」の対象拡大が実現する中、あらためて問われているものとは何か!支援を使って、地域で自立した暮らしをしている人がいること。集団生活ではなく一対一の支援をモデルにすること…「支援」と「当事者」との間の圧倒的なズレに悩み惑いつつ、そのズレが照らし出す世界を必死に捉えようとする「身も蓋もない」支援の営みの今とこれから!

目次 : 第1部 ズレてる支援(生活・支援の実際/ 何を基準にして支援するか/ 亮佑の自立と自律/ ズレてる支援/おりあう支援/ 支援は常にズレている)/ 第2部 重度訪問介護の対象拡大と生活の実際(重度訪問介護という枠組み/ 東京の北多摩地域の事例から/ 「重度訪問介護の対象拡大」の経緯とこれからのために)/ 第3部 次につなげる(重度訪問介護の対象拡大を重度知的当事者の自立生活支援につなげるために/ パーソナルアシスタンスという“良い支援”/ 将来の支援の担い手について)

【著者紹介】
寺本晃久 : 1973年生。学生時代に知的障害のある人の当事者活動を知る。2001年から自立生活者の介助を始め、現在は多摩地区で障害のある人が自立生活・地域生活を送るための介助やそのコーディネートをしている

岡部耕典 : 1955年生。東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程修了(博士)。現在、早稲田大学文学学術院教授。元障がい者制度改革推進会議総合福祉部会構成員。支援付き自立生活を営む知的障害/自閉の息子がいる

末永弘 : 1968年生。介護者(ヘルパー)、支援者、介護コーディネーター。17歳、ろうの障害当事者と出会う。20歳、大学を退めて自立障害者のヘルパーとして働く。23歳、「自立生活企画」の設立に関わる。以後、「自立生活センターグッドライフ」、「ピープルファーストはなしあおう会」(現ピープルファースト東京)、「ピープルファースト東久留米」等の設立に関わる

岩橋誠治 : 1963年生。1987年〜現在、たこの木クラブ代表。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で共に生きる」ことを願い、「子どもたちどうしの関係づくり」をめざすたこの木クラブを設立。子どもたちを切り分ける社会の課題を担う中で、今日では、成人した障がい当事者の生活全般に渡る支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あじ

    知的障害、自閉症の方を対象にした自立支援について書かれた書籍です。ここでいう「ズレ」とは当事者(利用者)と支援者間での、疎通の難しさを言っています。実際に従事している方が読めばあるあると頷ける事例ばかり。どのようなズレなのか説明するのはなかなか難しいのですが、執筆されている方々は視点・論点をきれいにまとめ上げられていて感心してしまいました。支援に携わっている方に、是非手に取って頂きたい。当事者との間に悩みを抱えている方には特に。離職したいと一考する時間を本書に充てて欲しい。後半部分は制度にも触れています。

  • ねぼ

    図書館本。今は亡き伯父が、この本で語られる支援を受けながら自立生活をしてきた人でした。「障害のない人もすべてのことをひとりでやっているわけではない」。再読したい。

  • とくま

    △全体的によかった。 「必要なのは『専門性』ではなく、まずは目の前にいる人と向き合おうとする姿勢。」

  • tu-ta

    ちょっと時間がかかった(約1ヶ月)のだけど、やっと読み終わった。考えさせられる部分がいっぱいあったので、ぜひ読書会をやりたいと思う。人望がないから人が集まらないのが問題だなぁ。 ・ 追記:読書メモ(前半)http://tu-ta.at.webry.info/201603/article_2.html 後半はいまだに書いていない(もうすぐ5月)

  • かわけい

    生きるってたいへんなことなんだよね。障害のある人もない人もひとりでは生きられない。お互いが足りないところを補い合って、助け合って暮らしていければいい話なのだけど、どこかでズレてしまうことがある。気が付かないうちにそれが大きな溝になってしまう。一度できた溝は修復するのに長い時間を必要とする。互いのプライドとか、意地とかが邪魔をしてなかなか元の関係に戻れないでいる。時間がすべてを解決してはくれない。ほころびを探し出して、お互いが一本一本の糸を編みなおすことでしか新しい関係を作り出せない。努力、辛抱、寄り添う。

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