南洋と私 中公文庫

寺尾紗穂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122067677
ISBN 10 : 4122067677
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;16

内容詳細

「南洋群島は親日的」。それは本当だろうか。かつて日本が統治していた島々で繰り広げられた日米の戦争。そこでは多くの島民や日本から移住した人々が戦禍に包まれ、愛する者を殺された。サイパン、沖縄、八丈島―消えゆく声に耳を澄ませ、著者が十年の歳月をかけて戦争の記憶を書き残した、類い稀なるノンフィクション。

目次 : 第1章 屋久島の青い海/ 第2章 小山たか子さん/ 第3章 Francisco Cruz Satoさん/ 第4章 Vicent Sablanさん/ 第5章 Shameem,Felisa,Genevieve―三つの出会い/ 第6章 青柳貫孝とMr.Blanco/ 第7章 貫孝のお経とMr.Blancoの涙/ 第8章 八丈へ/ 第9章 沖縄へ/ 第10章 それぞれのサイパン戦/ 第11章 旅の終わり

【著者紹介】
寺尾紗穂 : 1981年、東京都生まれ。音楽家。文筆家。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2006年に『愛し、日々』でシンガーソングライターとしてデビュー。CMナレーションや音楽製作も多く手がける。音楽活動の傍ら文筆家としても活動し、18年から二年間、朝日新聞書評委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まえぞう さん

    20年くらい前まで太平洋島嶼国との仕事に携わったので、興味を持ち手にしました。内容は、サイパンに渡った日本人との関係で現地の方々や引き上げてきた日本人からのインタビューをまとめたもので、少し事前の想定とは異なりましたが、一括りでは整理できない歴史が伝わってくる作品でした。

  • 林克也 さん

    屋久島で読んだ中島敦の「マリヤン」と、本業である川島芳子研究の過程で巡り会った小山たか子さんとによって「南洋」というものが研究テーマになってしまうという、研究者の醍醐味(特権?)にどっぷりと浸かる寺尾紗穂さん。研究って、面白いから、心に突きささる何ものかがあるから、やるんだということがよくわかる。他者のためではなく。いいなあ。おかげでいろいろ知ることができました。

  • 魚53 さん

    中島敦の南洋ものを読んで、サイパンに興味を持った著者が自分で日本とサイパンの関係性について様々な人の証言を集めながら思索した記録。自分で南洋と向き合い、考えようとしているところがすごい。自分でものを考えるっていうお手本のような本。歴史という大きな括りでは見過ごされてしまう個人の体験を丁寧に拾い集めることは大変で根気がいることだったろう。

  • おぎゃ さん

    読む価値あるけど読みにく〜。題材が重いのと、時系列がバラバラなのと、話し言葉の短い切れ方をそのままにしすぎてて。

  • ゆる読書家 さん

    これ読んで実際にサイパンへ行った。知らなかった戦争。現地へ誘ってくれたこの本に感謝。

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