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いじめられたお姫さま 中将姫物語

寮美千子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907542597
ISBN 10 : 4907542593
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

むかしむかし、大臣の娘として生まれた中将姫。小さい頃に母親を亡くし、その後新しいお母さんと幸せに暮らしていました。ある日、帝の前でお琴を見事に演奏し、とてもほめられた中将姫。すると、その姿を見たお母さんの中に、嫉妬の炎が燃えはじめます。そして弟が生まれると、お母さんは恐ろしい計画を企てるのでした―。歌舞伎、講談、人形浄瑠璃など、かつてさまざまな形で語られていた名作を、子どものための読み物に。

【著者紹介】
寮美千子 : 作家・詩人。1955年、東京に生まれ、千葉に育つ。1986年、毎日童話新人賞受賞。2005年、長編小説『楽園の島』で泉鏡花文学賞受賞、翌年奈良に移住

上村恭子 : イラストレーター。1977年、奈良市に生まれる。奈良芸術短期大学日本画コース卒業。夫の出家に伴い、2016年より下北山のお寺に移住、寺嫁として奮闘中。奈良市にて仲間たちと奈良グッズの店「フルコト」を運営。奈良の文化のすばらしさを伝える活動に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒラP@ehon.gohon

    死ぬことがハッピーエンドだなんて、衝撃的な物語です。 生い立ちから数奇な運命を背負ってしまった中将姫は、実母を喪った後、継母の嫉妬のために不幸を抱えて生きることになりました。 展開は白雪姫にも近いものを感じますが、仏教を中心にして、発想はあくまで日本的な物語です。 なんだか甘さと切なさにジーンとしてしまいました。

  • ぽけっとももんが

    先日「日曜美術館」を流し見ていたら、蓮の茎から取り出した繊維で作った織物がどうのと言っている。あれれ、わたし知ってるその話、と思って検索したら中将姫の絵本、まさにそのページだけを鮮明に覚えていて、それが当麻曼荼羅の縁起でした。同じ絵本は探せなくて、図書館にあったのがこれ。絵本どころではない受難の生涯で、若くして大往生しておしまい。曼荼羅はもちろん蓮の繊維ではなく絹だそうだし、後から付け足されたエピソードでもりもりになっているらしいけれども、仏教に救いを求めた人々の願いが結晶化されているのだろう。

  • もも助

    中将姫の物語は昭和の中頃までは誰もが知っていたと解説には書かれているものの、私は初めて知った。「當麻曼荼羅縁起」を語り継ぐうちに様々な話が加わったものとのこと。中将姫の信心の深さや、いじめられた継母の幸せさえも祈る優しさに心打たれる。阿弥陀様に導かれて姫が極楽に行ったように、やはり自分も生き方を見直し、いつかまた極楽で亡くなった両親に会いたいものだなあと思わされた。

  • チタカアオイ

    【図書館】

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