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博物館の少女 怪異研究事始め

富安陽子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784038145100
ISBN 10 : 4038145107
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

運命に導かれ、日本に誕生して間もない博物館にやってきた少女イカル。その蔵で怪異の研究に取りくむ老人を手伝ううち、不思議な事件に巻きこまれていく。文明開化アヤカシ譚。中学生から。

【著者紹介】
富安陽子 : 1959年、東京都生まれ。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞と産経児童出版文化賞フジテレビ賞、『さくらの谷』により講談社絵本賞を受賞、『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ひさか

    2021年12月偕成社刊。13歳の花岡イカルは天才だ。遠縁の絵師河鍋トヨ15歳も天才だ。旧東京国立博物館で働く織田賢司の博物学的視野が楽しい。怪異が怪異として素直に語られるのが面白い。

  • ちょろこ

    謎解き冒険譚の一冊。時は明治、ランプが灯る時代。上野の博物館で手伝いを始めた13歳の花岡イカルが、冒険心ほんのり、盗難事件の謎解きをするストーリー。YAに分類されながらも大人が手にしても充分惹きこまれる。自分の知らない時代の東京、上野の雰囲気を味わい、博物館はもちろん動物園の様子までうかがえたのが楽しかった。仕事を覚えるイカルの胸の高鳴り、なぜ?どうして?と黒い手匣を追う好奇心も心柔らかに掻き立てる気持ちよさ。そしてさりげなく盛り込まれた響く言葉が良かった。青空見上げたくなるような読後感も清々しくて好き。

  • ☆よいこ

    児童書。YA。明治16年の東京上野に、大阪からひとりの少女がやってきた。イカルは、古道具屋を営んでいた両親亡くし遠縁のおばに引き取られた。道具類の目利きの才能をみとめられ、イカルは博物館で助手を務めることになる。古蔵の収集物を確認したところ「黒手箱」が無くなっていた。イカルは、黒手箱を巡る謎に迫っていく。▽13歳の少女がひとりきりで上京し、不安を抱えながらも博物館に出会い、成長していくのだろうと、物語のはじまりを感じさせる。次巻も読みたい。でるよね?

  • すがはら

    両親と死別して東京の厳格な老夫婦に引き取られる少女。どうなるのかと思いましたが、理解ある懐の深い人達に恵まれて好運でした。ヒロインが幼いのに相手の配慮にちゃんと気付いて感謝できる子なので、どんどん引き上げて貰いたいなと応援したくなります。お話は、博物館の所蔵物にまつわる怪異話の色々を楽しめるかと期待したけど、ちょっと違ってました。出てきた怪異はあまりに奇異過ぎて困惑といったところ。どんな切っ掛けでいつから?とか全く不明のまま当事者消えちゃうんだもんな。続けば面白くなるかな。

  • ゆみねこ

    面白かった!大阪の古物商の娘・花岡イカルは両親を相次いで亡くし、文明開化の東京へやって来た。遠縁の河鍋暁斎の娘の案内で上野の博物館を訪れトノサマこと織田賢司の助手として働くことに。イカルの成長譚としても楽しめるし、後半の黒手匣探しも面白い。博覧男爵・田中芳男も登場。これは序章なのかな?シリーズ化してくれたら嬉しい。

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