M & A攻防の最前線 敵対的買収防衛指針

Ｍ＆Ａ攻防と会社は誰のものかを通史しながら、成立した新会社法制、経産省・法務省「買収防衛策に関する指針」（企業価値研究会報告所収）に準拠した敵対的企業買収防衛策のガイドラインを学者・ベテラン弁護士・実務家がわかりやすく解説する株主対策必携の書。

目次 : 序章　「会社は誰のものか」をめぐって―過去・現在・未来（過去―わが国における会社観の変遷/ 諸外国の買収防衛法制―さまざまな会社観/ 現在、そして未来）/ 第１章　わが国における敵対的買収の現状と課題（総論/ 事例でみる敵対的買収事件/ 敵対的買収防衛に関する最新の司法判断）/ 第２章　新会社法とＭ＆Ａの今後の展望（Ｍ＆Ａに関連する新会社法の概要/ Ｍ＆Ａの実務への影響/ 敵対的買収防衛策への影響　ほか）/ 第３章　資料編

【著者紹介】
家田崇 : １９９２年名古屋大学法学部卒業。１９９７年名古屋大学大学院法学研究科博士前期課程修了・修士（法学）。２０００年名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得。名古屋商科大学商学部助手、専任講師を経て、名古屋商科大学総合経営学部助教授

五十嵐恵美子 : １９８７年３月東京大学法学部卒。１９８７年４月株式会社第一勧業銀行入行。１９８９年１２月同行国際審査部にて海外不良債権管理を担当。１９９４年６月ハーバード大学法科大学院卒。１９９４年８月Ｓｋａｄｄｅｎ，Ａｒｐｓ，Ｓｌａｔｅ，Ｍｅａｇｈｅｒ　ａｎｄ　Ｆｌｏｍ法律事務所（Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ　Ｏｆｆｉｃｅ）。１９９５年ニューヨーク州弁護士登録。１９９５年同行投資銀行部門。２００１年５月みずほ証券アドバイザリー第２グループ・アドバイザリー第１部次長。２００２年４月同部長。２００３年３月みずほ銀行Ａ・Ｌ・Ｃソリューション部経営戦略支援グループ渉外部長。２００５年４月同グループ部長

梅田彰 : １９８４年一橋大学経済学部卒業。同年（株）第一勧業銀行入行。２０００年９月（株）みずほホールディングス経営企画部。２００２年７月（株）みずほコーポレート銀行企業調査部審査役。２００４年８月より、みずほ総合研究所調査本部金融調査部長

大杉謙一 : 中央大学法科大学院教授（商法・証券取引法）。１９９０年東京大学法学部卒業。１９９３年東京都立大学法学部助教授を経て、２００４年より現職。経済産業省企業価値研究会委員、内閣府Ｍ＆Ａ研究会委員

近藤浩 : 国内企業間及びクロスボーダーＭ＆Ａ並びにＭＢＯに関する法的助言を専門とする。中央大学卒、ハーバード大学ロースクール卒（ＬＬ．Ｍ．学位取得）。１９８７年弁護士資格取得、東京弁護士会登録、東京青山・青木法律事務所／ベーカー＆マッケンジー外国法事務弁護士事務所（外国法特定共同事業）代表パートナー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）