日本文化史 岩波新書 第2版

家永三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004201878
ISBN 10 : 400420187X
フォーマット
出版社
発行年月
1982年03月
日本
追加情報
:
18cm,244,14p

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若い方はご存知ない方も多いだろうが、家永...

投稿日:2021/04/20 (火)

若い方はご存知ない方も多いだろうが、家永教科書裁判でも著名だった著者による、日本文化史を一冊の新書に簡潔に纏めた古典的著作。ただし、本書については、第2版よりも最初の版の方が良いという読者が多い。古書店でも廉価で探せるので、興味ある方は双方お読みになると面白いと思う。

トロ さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓 さん

    古代から近世までの文化史。図版が多く、読んでいて飽きない。著者独自の視点が加わることで、単なる古事の羅列ではなくしているのもよかった。

  • Hidetada Harada さん

    学生時代は単純に覚えるべき対象だった文化史上の偉人、名作、イベントの歴史的な意味、お互いの関係性が知りたくて手に取った本。めちゃくちゃたくさんの気づきの中、いちばん響いたのは家父長制が江戸時代以降の慣わしだということ。それも時の為政者の都合のためとは。歴史を学ぶ大切さを感じた読書でした。

  • 半木 糺 さん

    戦後の日本文化・思想史の大家であった家永三郎の代表的著作の一つ。家永自身が左に大きく傾いていたため、現在見るとかなり偏った表記が目立つ。例えば明治期の指導者を「近代的な政治思想や社会思想を排斥した」と断罪し、「民衆」の下からの力を過大評価するあまり、社会上層部の文化を「実態から遊離した退廃的文化」と断ずるなどの記述も散見される。ただ序文の「日本の文化的伝統はそれが価値あるものであるならば、必ず人類文化の発展のために、なんらかの寄与をなすであろうし、またなさしめなければならない」との文言はまさに金言である。

  • 白義 さん

    今では家永裁判の印象ばかりが強いけど、さすがにこういう通史を見るとやっぱり凄い学者だったんだなあと思う。いわゆる反皇国史観で今だと単純かつ古いかもしれないが、トータルな日本文化、芸者、思想の歴史をこれだけ安定した形でまとめているのはお見事としか言いようがない。古代から近代まで大方の流れがイメージできる。近世文化の生命力を特に感じる。なんだかんだで一回は読んどくといい本

  • オザマチ さん

    高校の授業では網羅的に紹介されるだけだった文化遺産も、その時代の生活水準・知的水準などと照らし合わせて学ぶと、なかなか面白い見方がでできることが分かった。

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家永三郎

1913年生れ。東京帝国大学国史学科卒業。新潟高校、東京高師、東京教育大学、中央大学各教授を歴任。東京教育大学名誉教授

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