火車 新潮文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101369181
ISBN 10 : 4101369186
フォーマット
出版社
発行年月
1998年01月
日本
追加情報
:
16cm,590p

商品説明

山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

ユーザーレビュー

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事件でけがをおったため休職中の刑事・本間...

投稿日:2019/01/12 (土)

事件でけがをおったため休職中の刑事・本間は、亡妻の親戚・和也から失踪してしまった婚約者・関根彰子を探して欲しいと頼まれる。捜査を開始した本間は、証言をする人物によって、関根彰子が全く違う容貌や性格を持っていることに気付く。そしてカード破産、自己破産が関わっていること徐々に明らかになっていく…。 本作が発表された1992年、社会的に問題になっていた消費者金融のことが小説の背景となっている。また、珍しい場所にある住宅展示場も事実。印象に残っているのは多重債務に追い込まれる人物の性格に関する部分だ。本書の指摘どおりなのだろう、と今も思っている。発表当時はもちろんのこと、発表後20年以上を経た現在も評価の高い、現代ミステリの佳作である。、

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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おもしろいです!一気に読んでしまいました...

投稿日:2012/02/08 (水)

おもしろいです!一気に読んでしまいました。女性の作家さんの本はあまり読んでいなかったのですが、さすが宮部みゆきさんは人気作家だけあり、文章も巧く、引き込まれてしまいました。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    エンディングは何とも哀れだ。これほどに静かな悲しみのうちに収束するミステリーも珍しい。我々読者は、物語の冒頭から一貫して俊介とともに彰子の行方を追うのだが、しだいに明らかになってゆくその過程は驚きよりも、非難よりも、ひたすらに哀しみの色を加えてゆく。戸籍の着想は、あるいは松本清張の『砂の器』から得たものか。あの作品もまた、生きてあることの哀しみを描き出していた。刑事が地道に追ってゆき、ついに真相にいたるという経緯も似た手法だ。一方、休職中の刑事を主人公に選ぶのは、佐々木譲が『廃墟に乞う』で踏襲している。

  • 遥かなる想い さん

    「宝島ミステリー」過去10年読者が選ぶベスト10で1位というので、文庫本ではなく単行本を購入して読んだ。カード地獄・多重債務苦しむ人々を描いており、現代的な問題に踏み込んだミステリーにはなっている。「宮部みゆき」が描こうとしているのは、謎解きなのか、 犯罪を犯す人間なのか…文のタッチとしては、そう重くはないが、そこでもがく人々は現代的に暗く重い。

  • ちょこまーぶる さん

    やっぱり宮部作品ははずれが無い。刑事が休職中であるが上に自由に捜査していて、非常に面白い。内容としては、ある人物が殺人を犯しその人物に成りすまして別人として生活を続けていくという、どこかでもお目にかかった内容ではあるが、登場人物と刑事の駆け引きと犯人の心理を解き明かしていく過程がワクワクした思いで読み進めることができた。で、最後に気になることが、元々婚約者探しを依頼した遠縁の男性は、心がキレた後一切登場しなかったんだけど、その後どうなっちゃったんだろうか?

  • とも さん

    全般的に評価が高い本書ではあるが、個人的には少し不満が残った一冊かな。好きな作家さんだし、他の著書では充分満足させてもらっているが…期間を空けて再読してみます。

  • zero1 さん

    私が選ぶ宮部の代表作はこれだ。古い作品だが、今でも通用する。休職中の刑事がある女性を追う。彼女の背景には、破産という社会問題が潜んでいた。何度読んでも面白い。というか恐ろしい。この世で何が怖いかといえば、それは人間の奥にある闇ではないか。本書は、それを表現できている。しかし人は悪魔ばかりではない。後半に登場するタモっちゃんは善人。宮部作品には、こうした救いがある。だから読んだ後、読者は絶望しない。結末には賛否あるが、私は支持する。以前の宮部は荒削りでも読ませるパワーがあった。宮部よ、昔に帰れ。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞

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