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小暮写眞館 上 講談社文庫

Miyuki Miyabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062776738
ISBN 10 : 4062776731
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan

Content Description

もう会えないなんて、言うなよ。小暮写真館に引っ越してきた花菱家。長男の英一はひょんなことから、心霊写真の謎を解くことに……。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年東京都生まれ。’87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞後、’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、’93年『火車』で山本周五郎賞、’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、’99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞、’02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんふぁん

    2019年7月16日読了。宮部みゆき作品でこんなにのんびりした作品ってあっただろうか。高校生が主人公で、所謂心霊写真の謎を解いていくんだけど、花ちゃんが高校生らしくない。そして、宮部みゆきさんのツッコミがかなり面白い。え、こんなツッコミするんですか?とびっくりした。宮部みゆきさんの作品は真面目なのしか読んだことないから。後半どうなるんかなー?

  • yoshida

    宮部みゆき氏は人情の機微や、人間の性や業を本当に巧みに紡ぎ出すと思う。かつては自宅兼写真館として使われていた「小暮写眞館」を買い取り、引っ越してきた花菱家。持ち込まれる心霊写真の謎を花菱家の長男・英一がクラスメイトと解いていく。上巻は「小暮写眞館」、「世界の縁側」の二編を収録。第一話では新興宗教により引き裂かれた夫婦。妻の悲しみが念となり写真に映る。第二話では「コゲパン」と呼ばれる寺内千春と謎に挑む。寺内の胸の内の苦しさ、苦しみに負けないひたむきさが胸を打つ。安定の面白さ。下巻も期待大。

  • どんちん

    これ好きだw地の文がいい。リズム良く、テンポ良く(同じ?)、マンガの吹き出しのようでサクサクといけてしまう!このボリューム、冗長的な内容だったらどうしようと思ったが、杞憂に終わった。主人公たちも高校生の設定というのが現実的で私好みだ。得てしてこの手の話だと中学生、下手すると小学生が主人公となり、その思考回路はありえないだろ的なことがある(高校生で見た目が小学生のコナンとはちがうのだから)。ほんわかとした雰囲気で上巻を終えた。さて、どんな結末が待っているのだろう?爽やかなエンディングに期待!下巻に突入だ♪

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    連作4話中2話を上に掲載。小暮写真館、世界の縁側。人物の登場のさせ方がうまい。さすが小説教室で腕をならしただけのことはある。話の展開も、小暮写真館を買って、外観はそのままで住むという話。親が変人だというのが、小暮写真館という看板を外していない伏線になっているのか。高校生の主人公が写真に写っている人を探す、学園推理探偵小説。

  • hiro

    宮部さんの作品を初めて読もうと買った本だったが、積読本になっていた。ドラマ化され総合TVで放映されるのを機に読むことにした。高校生の花ちゃんがホームズ役、そしてコゲパンがワトソン役で、人の悲しみを写した心霊写真?念写?の謎を解いていくという展開が面白い。脇を固める、花菱家の面々、テンコ達も個性的でいい。特に、不安定なミス垣本が気になった。下巻では、ミス垣本、小暮写眞館、花菱家の隠れているものが明らかになることを期待して、続けて下巻へ進む。花ちゃんには古典部シリーズの折木奉太郎と似たところを感じた。

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