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ソロモンの偽証第I部事件

Miyuki Miyabe

User Review :5.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103750109
ISBN 10 : 4103750103
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

さぁ、命を賭けたゲームの始まりです。


構想15年、連載9年、作家生活25年の集大成。
宮部みゆき、最新長編現代ミステリー!


クリスマスの朝、雪の校庭で産声を上げたしたたかな悪意。死を賭けたゲームはもう始まっていた! 噂に揺れ、差出人不明の告発状に揺れる校舎。次なる犠牲者が出るに及んで恐慌は頂点に達した……。五年ぶりの現代ミステリー全三巻、ついに刊行開始。




【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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流石というと宮部さんには失礼だけれど、そ...

投稿日:2012/12/07 (金)

流石というと宮部さんには失礼だけれど、その筆の力には感嘆いたします。登場する人物の多さにもかかわらず、くっきりとそれぞれの人物が描かれていく文章力はこの作家の得意とするところですが、この作品でもそれは発揮されております。長い小説をだらけず、ぶれずにぐいぐい引き込んでいく展開は寝る間も惜しいほどです。こんな中学生が現実にいるかなあと思わないわけではないけれど、そこは筆の力で簡単に乗り越えています。そして小説に欠かせない『説』が内包されていますから、まさしく小説になっているというわけです。

youone さん | 東京都 | 不明

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登場人物が多いが、一人ひとりの性格や個性...

投稿日:2012/10/06 (土)

登場人物が多いが、一人ひとりの性格や個性が分かりやすく描かれており、話しもそれぞれの人物の視点で展開していき、流石は宮部みゆきです。テ−マが今の時代の問題を取り上げているし、だれる事なく741pを読破できます。全3部作ですが早く2部が読みたくなります。これはおすすめの作品です。

活字中毒 さん | 山梨県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    このミスの2012年度第二位。 宮部みゆきが描く現代 ミステリー。 9年もの長きに渡り、 連載していたものを 再構築したらしい。 事件はクリスマスに 一人の少年の死から 始まるが、一気に 読ませるのはさすがに 宮部みゆきの筆力だろう。 学校におけるいじめと 複雑な人間関係。 14歳が持つ危うげな世界を 描きながら、まわりで 戸惑う大人も同時に きちんと書ききっている。 まだ一部。どう展開させて いくのだろう、楽しみ。

  • どんちん

    宮部みゆき、乗り越えなければならない2つの壁!模倣犯とソロモンの偽証!この長編をどう攻略するか。模倣犯を先にクリアし、最後の壁に挑戦wという意気込みで読み始めた。登場人物の背景的な話題で終わってしまった感があるが、事件関係者の背後の巻とすれば、そんなものかな。もっとも、この分厚さになるほど引張ることもないと思うがw 告発状を破ったかどうかなんて、すぐに誰かがポストから抜いたって疑うものなのになぁ。小学生だって、言い訳で誰かが抜いたんだ!っていうと思うがw これがこの第T部が長引いた最たる理由かな。

  • emico

    3部作の長編の第1部。その為、まだまだ序盤戦といった感じです。ここからどう展開していくのか非常に楽しみです。1冊が700ページ越えですが、先に先に読み進めさせてくれる文章で、飽きずにどんどんと読み進めることが出来ました。そして1冊めが終わった今、続きが非常に気になるところです。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    最も謎の存在は死亡した柏木卓也。兄をして「あんなバカどもに殺されるタマじゃない。卓也が誰かを顔色ひとつ変えず殺したというならわかる」と言わせ、涼子にも「大出なんかに操られるタマではない。彼には「知性」があったと言わしめる卓也。見つからない彼の日記には何が綴られているのか。そして滑らかな顎の輪郭と、すっきり通った鼻筋。女の子のように綺麗な顔立ちをした謎の中学生。卓也の死から始まる負の連鎖から、友の力で辛うじて逃れた野田健一。父母殺害の計画におのれの醜悪な顔を、対岸を、見てしまった健一に、卓也と塾で→続く

  • kishikan

    読む前から期待していた宮部作品。現代ミステリ巨編と謳われていただけに、T部から700P超えの長編。時間をかけて読んでいこうと心に決めたけど、最初の事件からどっぷりと物語に浸かっています。多感な中学生の心の揺れと大人・親の思いのすれ違い。学校、警察、メディア、組織の問題や限界といった、現代社会の歪みを織り込みながら物語は進みます。現実的に偶然や悪意がこれだけ重なることはないのでしょうが、だからといって「必然」に変化しないとは言えません。登場人物の心の痛みに胸を締め付けられながら、第U部に進みたいと思います。

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