きたきた捕物帖

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569846941
ISBN 10 : 4569846947
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
追加情報
:
363p;19

内容詳細

親分の跡を継いで岡っ引きたらんとする北一が、相棒・喜多次や親分のおかみさんの力を借りて成長し、事件を解決していく新シリーズ。


宮部みゆき、久々の新シリーズ始動! 謎解き×怪異×人情が味わえて、著者が「生涯、書き続けたい」という捕物帖であり、宮部ワールドの要となるシリーズだ。

 舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない北一(16歳)は、亡くなった千吉親分の本業だった文庫売り(本や小間物を入れる箱を売る商売)で生計を立てている。やがて自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て……。

 本書は、ちょっと気弱な主人公・北一が、やがて相棒となる喜多次と出逢い、親分のおかみさんや周りの人たちの協力を得て、事件や不思議な出来事を解き明かしつつ、成長していく物語。

 北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の主人公・笙之介が住んでいた富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場する謎の稲荷寿司屋の正体も明らかになるなど、宮部ファンにとってはたまらない仕掛けが散りばめられているのだ。

 今の社会に漂う閉塞感を吹き飛ばしてくれる、痛快で読み応えのある時代ミステリー。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年に同書で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    宮部 みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者の得意分野、時代ライトミステリの新シリーズでした。宮部 みゆき史上、最も貧相(10代で若いのに髪からして心もとない)な主人公ですが、シリーズ展開の中でドンドン成長していくのでしょうか? https://www.php.co.jp/kitakitamiyabe/

  • いつでも母さん さん

    読み友さんのレビューに誘われて正解!来た来た〜北一・喜多次コンビで新シリーズの幕が上がった。とにかくおかみさんがカッコイイ。まずは顔見世のご挨拶って感じでしょうか。頑張れ、北一!謎解き×怪奇×人情とある。楽しみなシリーズの予感がする。宮部さん流石ですね。

  • 海猫 さん

    4話収録の捕物帖新シリーズ開幕編。文章がユーモラスでふんわりした雰囲気があり、各話の謎が奇妙で興味を惹かれる。そして親分を亡くした少年、北一の成長物語でもある内容。もう一人の主人公の喜多次は身上が謎めいているし、北一との仲はこれから深まるといったところ。千吉親分が第一話冒頭で亡くなっていながら、読めば読むほど生前の人物像が立ち上がってくるなど、舌を巻く巧さ。おかみさんが盲目なのに安楽椅子探偵のごとく謎解きしたり、その他の人物配置も手堅い。といった塩梅でこれは確実に話数を重ねるほど、面白くなる作品だと思う。

  • タイ子 さん

    宮部さんの捕物帖シリーズ第一弾の始まり〜。親分をフグ中毒で亡くした北一が主人公なのですが、16歳でまだまだ周りの人たちの助けがないとどうにもならない若輩者。文庫売りを生計にしながら、深川界隈で事件が起これば、心と体が逆作用しながらもやっぱり走り回っている。女将さんが素晴らしい、家主の富勘が出来た人、途中で登場のもう一人のきたさんが頼もしく、これからが楽しみ。宮部さんのものの例え言葉が好きです。初ものがたりで登場の稲荷寿司屋、あまり謎の人でもなかったような・・・。きたさんの成長が楽しみなシリーズ。

  • 四つ葉🍀 さん

    「ふぐと福笑い」「双六神隠し」「だんまり用心棒」「冥土の花嫁」4話収録の連作短編集で宮部さんの新シリーズ。時代小説に苦手意識があり避けていたけれど文句なしに面白かった。16歳の北一と3話から登場する喜多次。タイトル通り、二人の「きたさん」が活躍する捕物劇は至って痛快。気弱だけど心根の優しい北一と、クールだけど義理人情を大切にする喜多次、目は見えなくても音や匂い、気配で事件の謎を見通す男前なおかみさん、おかみさんの世話役・おみつ、どの登場人物も愛おしい。欅屋敷に住む若様の存在も気になるし今後の展開が楽しみ。

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宮部みゆき

1960年、東京生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、92年、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、97年、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年、『理由』で直木賞、2001年、『模倣犯』で毎日出版文化賞

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