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祭の晩

Kenji Miyazawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896421057
ISBN 10 : 4896421051
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

掛茶屋などで賑わう山の神の祭礼の晩、亮二は祭見物に来ていた山男に出逢った。山男は青年ででもあろうか、純朴な上にも純朴だった。それがために陥った山男の苦況、偶然通りかかった亮二は彼を救うことになるが…。

【著者紹介】
宮沢賢治 : 1896(明治29)年、岩手県花巻市生まれ。盛岡高等農林学校卒。近隣の貧しい小作農民たちの物心両面にわたる救済を期し、1926(大正15)年教員生活に終止符を打って羅須地人協会を設立、農民芸術の振興に邁進する。志半ばにして病を得、1933(昭和8)年早世。享年37歳。盛岡中学在学中より創作に励むが、22歳で初めての童話を執筆、以降、創作と農業指導に献身した。この二つの道は、賢治の短い生涯を貫く重要な柱となる。1924(大正13)年、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』を出版。没後、森荘已池などの努力により賢治の人柄と芸術への評価が高まり数多くの童話・詩集が刊行されることとなる

たなかよしかず : 1949(昭和24)年、東京都練馬区生まれ。武蔵野美術大学彫刻科卒。銀座空想ガレリア、三鷹子どもの本の店りとる、東浦和ギャラリー季等で個展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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祭りに出かけた亮二は掛茶屋で村の若い者に...

投稿日:2021/04/25 (日)

祭りに出かけた亮二は掛茶屋で村の若い者にいじめられている大きな男を助けてやりました。その男は山男でお礼に亮二の家に薪と栗をたくさん持ってきてくれたというお話です。が、祭りの夜や「空気獣」という見せ物の獣。いじめられている山男の様子。それを助けずにはいられない亮二の矜持。賢治の物語の暖かさや怒りやそういうものが萩野宏幸のデフォルメ化された動きのある画の中に巧く表現されていて、小さかった頃の何とも不思議な祭りの晩のことなどを思い出しました。

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kanata

    亮二もおじいさんも素直で気のいい人たちだ。山男はだから心を開いた。

  • いよの缶詰め

    地元の秋祭りに来た亮二。掛茶屋の主人に銭が足りず泣く見世物で出会った男を救う。それを祖父に話すと彼は山男だと言う。彼は100本の薪と沢山の栗をくれた。かさこじぞうがふと頭に浮かぶ。人を見た目で判断してはいけない。あと相手の話もちゃんと聞こう(掛茶屋の主人を見て)。

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