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宮沢賢治未来への伝言 1

Kenji Miyazawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784990653019
ISBN 10 : 4990653017
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2013
Japan

Customer Reviews

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表紙の絵が美しく、中を広げると、挿絵もす...

投稿日:2021/04/25 (日)

表紙の絵が美しく、中を広げると、挿絵もすべてカラーでした!! 話にあわせてページの角にイラストのカットが配置されていたり、 行間にゆとりがあって、読みやすく、注釈の配置も工夫されていて、 わかりやすく、品のあるレイアウトです。 シリーズで出版予定だそうですが、シリーズで集めてみたくなる仕上りだと思いました。 中の挿絵もとってもきれいです。

izkeiske さん | 岡山県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • NAO

    関東東北では雨が多く野菜が高騰、地震が起き、九州では阿蘇山が噴火。なんとも天地に落ち着きがないこの頃、妙に気になるこの童話を再読した。冷害による飢饉、火山の噴火。繰り返す天災になすすべもなく右往左往する人々は、東北地方の農民たちの姿そのものだった。グスコーブドリが働くイーハトーブ火山局は、岩手山の噴火に苦しめられてきた歴史を持つ岩手に生まれ育った賢治にとって、夢の施設だったに違いない。冷害が起きても、火山が噴火しても、人はそこで生き続けるしかない。ブドリの、賢治の祈りが天に届いてほしいと心から思う。

  • 姉勤

    次代への人身御供。長期の寒冷化により、飢饉に見舞われる「イーハトーブ」と呼ばれる農村。そこに住む主人公も、不作からの貧困のため一家離散し、職を転々とする。豊穣を失っての、搾取の連鎖。貧しきものはさらに貧しく、狡猾な者はさらに狡猾に。それを解消する「豊穣」を取り戻すべく、現在、蛇蝎のごとく嫌われる温室効果ガスによる温暖化を以て、冷害を改善としようとするために、ある火山を噴火させる。噴火に伴い、避難するいとまは無い。主人公はそのトリガーの役を引き受ける。血盟団事件と五一五事件の間に発表した「童話」。

  • テツ

    今の自分を創り上げてきたものは何か。自分の周囲に溢れているものは何か。自分の歩んだ道程を思い浮かべれば大切な場面たちが鮮やかに蘇る。そうして築いてきた他の全てのために自らを捧げた先に見えるもの。自分や妹を襲った悲しい運命。成長したブドリは自らの生命を捧げてその運命をねじ伏せた。もうこれで自分たちが味わった悲しみが大地に広がることはない。ブドリは大勢の見知らぬ家族を救うと共に過去の自分を救い生命の円環に還る。何度読んでも大好きな話だと思える。

  • やまひろ

    人生観に影響を与えた一冊。ブドリの自己犠牲とも言える行為は、崇高とか可愛そうといって片付けちゃえばそれまでだけど...あれはむしろブドリにためにもなったと思う。「よだかの星」で、人から愛されたいと思って空に向かって燃えていったよだかのように、彼は火山に向かって死んだことで人から愛される存在になったし、そんな生き方を選べた彼をある意味では僕も羨ましく思う。

  • サラ

    小学生の頃に映画で見ました。 宮沢賢治の世界が好きなので、この話も引き込まれました。 グスコーブドリは充実した人生を送れたのだと思います。

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