かなしみはちからに 心にしみる宮沢賢治のことば

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784023309517
ISBN 10 : 4023309516
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128

内容詳細

岩手の雄大な自然をもとに生きた不世出の天才・宮沢賢治。彼が遺した珠玉の「ことば」の数々を、今、あらためて味わうための名文集。混迷の時代を生きるすべてのひとびとへ贈る1冊。

【著者紹介】
齋藤孝 : 明治大学教授。1960年静岡生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『宮沢賢治という身体』で宮沢賢治賞奨励賞受賞。『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞受賞。2001年に出した『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞受賞)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」総合指導

奥山淳志 : 1972年、大阪府生まれ。写真家、執筆家。東京で出版社に勤務した後、宮沢賢治の童話や詩の舞台にあこがれ、1998年に岩手県雫石町に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • masa@レビューお休み中 さん

    宮沢賢治のことばを読んでいると、彼の人となりがすぐにわかってしまう。実直で、真面目で、誠実で…どこまでもまっすぐなことばだからこそ、心にしみるのだろう。物語の中にあることばも、不思議とこちらに向かって語りかけているように思えてしまうのだ。賢治のことばは、単に物語を構成するためだけのものではなく、読者に向けて発するメッセージなのかもしれない。また添えられた写真が実にことばに合っているのです。美しい空、雄大な大地、自然の中にある動植物。そういった自然の景色が彼の性質に合っているからこそ、そう思うのでしょうね。

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    斎藤孝氏監修の宮沢賢治の言葉。齋藤氏の解説で響いた言葉。「自分と向き合う時、内へと深く掘り下げていく垂直型と、外へ広げていく水平型があるが、賢治は両方のスケールがとてつもなく大きい」。「風のように生きる、火のような情熱、水のように漂う、大地に根差した【地水火風】の四要素で生命は成り立っているが、賢治の言葉にはそのイメージが多く含まれている」。とても学ぶところの多い本でした。ただし、断片から言葉の凄みを感じるより、全体を読む方が僕は好み。特に響いた言葉を収録した『春と修羅』『二十六夜』を読もうと思います。

  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    沁みます。文章も、写真も奥深くに、そして遠くの遠くまで。「酒をのみ、常に絶えず犠牲を求め、魚鳥が心尽くしの犠牲のお膳の前に不平に、これを命とも思 はずまずいのどうのと云ふ人たちを食はれるものが見てゐたら何と云ふでせうか」第二章自然の言葉より・・・忘れている大切なこと。やはり、言葉だけでなく作品をしっかりと読みたくなる。

  • ゲンショウ さん

    もふたまさんより拝領、拝読。世界の理、生き物の関わり、人の役割…。これらの事柄をかなり深い所で理解して居た人なのでしょう…。‘雨ニモマケズ’には涙が出ました。‘かなしみはちからに、欲りはいつくしみに、いかりは智慧にみちびかるべし’全ては流転変転するものなのですね…。

  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    読友さん達が読んでいたので思わず読む。宮澤賢治の作品や書簡の中からあの斎藤孝が名言名フレーズをチョイスした本。写真も綺麗。私は賢治をきちんと読んだ事がない。最近読んだ漫画『花もて語れ』(片山ユキヲ・小学館)の作中で軽く読んだくらいだ。そのくせ吉田司の評論『宮澤賢治殺人事件』(太田出版・文春文庫)を以前読み、偶像を丸裸にされた賢治を知っている。だから恐る恐る読み始めた。賢治という人はどうしてこんなに捨身的なのだろう?。そしてどうしてこんなに願いばかり込めているのだろう?。(コメント欄に続く)

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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