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天離り果つる国 上(仮)Php文芸文庫

Masataka Miyamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569903316
ISBN 10 : 4569903312
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

織田信長ら列強が虎視耽々と狙っていたのは、飛騨白川郷に眠る金銀と、そこで密かに生産される塩硝。天下布武へ邁進する信長は、早速、天才軍師・竹中判兵衛の愛弟子・七龍太を白川郷に送り込む。“天空の城”と言われる帰雲城に拠って白川郷を治める城主には、野性的な魅力あふれる姫がいた。「天離る地」と心優しき人々に魅せられた七龍太は、姫と共にこの地を守るため立ち上がる。著者渾身の「戦国エンタテインメント」。

【著者紹介】
宮本昌孝 : 1955年、静岡県浜松市生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロダクション勤務を経て執筆活動に入る。95年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴び、以後、歴史時代小説作家として第一線で活躍。2015年、『乱丸』にて、第四回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。2021年、『天離り果つる国』(上・下)にて、「この時代小説がすごい!2022年版」(宝島社刊)の単行本部門で第1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こうちゃん

    これは面白いです。 あまり知られていない辺境の鄙な小国が題材。 でも登場人物は大きな名前も多くて、読者が置き去りにされない。 ファンタジックな戦闘シーンばかりでないのも魅力。ワクワクで下巻へ進みます。

  • ましゅう

    信長が勢力を拡げ、一向宗を始めとする反信長勢力が対抗する戦国の世、秘境の飛騨白川郷にこんなにも領民思いで家臣思いの領主がいたとは。内ケ嶋氏の五代目当主・氏理である。架空の存在であろう七龍太の若武者ぶりも光る。景色も美しいが、紗雪とおおさび、七龍太と兵内、竹中半兵衛と七龍太らの主従関係も美しい。想いを寄せ合う七龍太と紗雪の恋の行方は?大方想像していた通りだったけれど、下巻ではどうなる?それにしても、お市の方と茶々の存在感の凄まじいこと。

  • ゆうこ

    『武士は花ではない。人だ。人は、心と体で存分に生を楽しんでこそ美しい』『わが弟子よ、美しき人であれ』竹中半兵衛から七龍太にかけられた最期の言葉。白川郷の美しい景色と、信長の血生臭い世情の中で翻弄される七龍太と紗雪。お互いを思い合う兄妹の行く末と、信長の時代の変遷が続くであろう下巻へ。白川郷の景色の描写とそこの住まう人の姿が美しい。

  • 黒ひつじ

    あぁ、なんてこと… 下巻をすぐに読まねば!

  • タカボー

    まず題材が良い。地震による山崩れで壊滅したとされる帰雲城伝説。今なお城の場所さえも特定できてないという歴史ロマンとミステリーに溢れてる。わかってる史実が少ないだけに創作が大部分だけど、最終的な悲劇はわかっている中でストーリーとしてもドキドキがあるし、明確なヒールがいるし、登場人物に感情移入していくし、ここまでは期待以上です。

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