星１０！！著者はもとは学校の教師だったため、こちらは子供向けに書かれた本。したがって読みやすい！！漢字少ない！！いいですね。よみやすくてわかりやすい。昔はこうだったというのがよくわかる。想像してみたこともなかった。村を開くってそんなに大変だったんだ〜…神社とかにある石を持ち上げてみるやつとかも、昔の力自慢の面影を伝える腕試しだったんだ〜…色々なっとく。食べ物も米がない生活とか想像できない…白米が食べられないなんて地獄！！想像もできない世界が広がっていました…いや〜命をつないでいただいたご先祖様に感謝。感謝しかない。神様も、お守りくださってありがとうございます。正しくまじめにコツコツ地道に頑張らねばなぁ〜としみじみ思う。

民俗学や、文化人類学の本が好きで集めていますが、このような語り口の本はめずらしいなと思いました。一人一人の老人の人生の語り形式になっており、ドキュメンタリーの寄せ集めのようでした。読み物としても大変面白く興味深いものです。ちょっとだけ惜しかったのが、老人たちの出身地なのですが、西日本に傾いており、東日本は東北地方が一人のみ…東日本に住むものとしてはここが残念だった。本にも「たいていの本が東日本や東京に傾いた話になているので、ここでは西日本に重点を置くうんぬん…」というくだりがあって「フーン…」という感じ。この人のほかの著書も読んでみたいと思わせる作品でした。そこにはもしかすると東日本の話も載っているかも。旅する民俗学者で農民。興味深いプロフィール。ただの先生ではないとこが気に入りました。語り口はそれぞれの人生を見つめる先に温かさがあり好感が持てます。早く次の本が読みたいな…