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東京ミドル期シングルの衝撃 「ひとり」社会のゆくえ

宮本みち子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492261200
ISBN 10 : 4492261206
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

未婚率全国トップの東京23区で進む「日本の未来」。孤独担当大臣も知らない35〜64歳の「都市型」自由と孤独。東京都特別区長会調査研究機構のプロジェクト研究をベースに社会学・人口学・都市計画の研究者チームが変貌する日本社会の根幹を徹底分析。

目次 : 序章 東京ミドル期シングルへの視点/ 第1章 ミドル期シングル増加への人口学的接近/ 第2章 東京区部への移動とシングル化/ 第3章 ミドル期シングルにとって親密圏とは―強まる血縁関係・広がらない社会関係/ 第4章 ミドル期シングルと地域コミュニティ/ 第5章 大都市で「ひとり」で生きる―2019年東京区部単身世帯調査から/ 終章 東京ミドル期シングルの何がわかったか

【著者紹介】
宮本みち子 : 放送大学名誉教授・千葉大学名誉教授。1947年、長野県生まれ。東京教育大学文学部経済学専攻卒業、同社会学専攻卒業。お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。博士(社会学)。専門は、生活保障論、若者政策論、家族社会研究。労働政策審議会、社会保障審議会、中央教育審議会委員等を歴任

大江守之 : 都市・人口研究者。慶應義塾大学名誉教授。1951年、東京都生まれ。東京大学理学部地学科地理学課程・工学部都市工学科卒業。博士(工学)。国立社会保障・人口問題研究所人口構造研究部長をへて、1997年より慶應義塾大学総合政策学部教授。2017年名誉教授。専門は、人口・家族変動研究、都市・住宅政策研究。神奈川県、横浜市などの住宅政策に長年関与

丸山洋平 : 地域人口学者。札幌市立大学デザイン学部准教授。1983年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業。同大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。博士(学術)。主な研究領域は地域人口分析、人口移動、家族変動、将来人口・世帯推計

松本奈何 : 都市研究者。明治大学専門職大学院ガバナンス研究科助教。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス非常勤講師。民間会社等を経てフルブライト奨学金により米国メリーランド州立大学カレッジパーク校、建築・都市計画・保存学部博士課程修了。Ph.D.(Urban and Regional Planning and Design)。主な研究領域は日米をフィールドとした多文化共生、移民コミュニティ、都市計画、ジェンダー、質的研究

酒井計史 : 社会学者。1970年、北海道生まれ。独立行政法人労働政策研究・研修機構リサーチアソシエイト。上智大学・東洋大学・大東文化大学等非常勤講師。上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学。主な研究領域は職業社会学・女性労働論・社会調査方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    ミドル期? 中高年層のことかな、と思いながら。本書では35歳から64歳のいわゆる壮年期をミドル期と呼ぶらしい。著者らは、このミドル期のシングルの増加が、変貌する日本社会の根幹にかかわる現象の一つだと述べている。政治、財政、経済、労働、医療、行政サービス、住居、地域コミュニティ、などなどあらゆる面で「ひとり世帯」の人口増加は影響をもたらすという問題提起が満載。日本はどうなっていくのだろうという漠とした思いになる。

  • Mc6ρ助

    『問題解決に向けては、・・当事者的関心と行政的関心からのアプローチが中心になっています。・・当事者ニーズの一部にしか対応していないようにみえるのですが、その背景には「日本では家族のみが福祉資源になっている」・・行政的関心もこの認識に立って展開されており、パートナーをつくりやすくする方向性と、それができない場合でも孤立を招かないようにする個人単位の社会保障の方向性が示されています。(p24)』少子高齢化というのが「問題」なのではなく本質的な問題に派生するものであることがよく分かる、良本。

  • 旧籍・富山

    東京区部のミドル期(35〜64歳)単身世帯に関する調査を積み上げたほぼ論文みたいな内容でした。タイトルに「衝撃」とありますが、調査結果は東京区部ならそんなもんだろうという感想でした。

  • お抹茶

    結論に意外性はなく,一人暮らしの居場所の課題も依然悩ましい。1946〜80コーホートの未婚者は親と同居することが多く,1996〜コーホートでは女性の未婚者シングルが増えてきた。家族の大切さを感じる割合は増加しても,家族に満足している人は減少し,家族以外の社会関係も著しく希薄。男性の場合,親との地理的距離が遠いほど親との交流頻度は下がるが,女性はあまり違いはなく,ほとんど交流がない人は親との距離と無関係。男性は経済力があるほど結婚への可能性と期待が高まるが,女性は経済力があるほど一人暮らしの可能性が高まる。

  • 紫電改

    東京の特殊出生率が1.0をきり話題になってたけど、本書を読んでその因果関係がシングルの増加によるということが理解できた。政府がいくら少子化対策を推進しても根本的な解決には至らないように感じる。おひとり様老人は現在も多数いるが、これから加速度的に増えて福祉費用や孤独死も悲惨な状況になる予感がして不安になる。

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