Books

首里の織物 優雅・彩る技と心

宮平初子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784871271462
ISBN 10 : 4871271463
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

多様なアジアの伝統的な染織技法の上に開花した「首里の織物」と出会い、その中で育ち、戦後いち早くその復興につくした人間国宝・宮平初子の旺盛な創作活動をあますことなく伝える作品集。首里花織、道屯織、花倉織、絽織、紗織、ムルドゥッチリ、手縞など、さまざまな技法を駆使した代表的作品97点131カットをフルカラーで収録する。

目次 : 主催者あいさつ/ 宮平初子の世界/ 宮平初子先生に捧ぐ―首里織の帯によせて/ 図版/ 技法解説―首里の織物/ 出品目録/ 年譜/ Hatsuko Miyahira and the Textiles of Shuri/ Hatsuko Miyahira Personal History

【著者紹介】
宮平初子 : 1922(大正11)年11月0歳那覇市首里に、父比嘉朝光、母静子の長女として生まれる。1939(昭和14)年3月16歳沖縄県立女子工芸学校を卒業する。この年、日本民芸協会一行が沖縄の工芸調査に訪れる。学校の推薦により柳宗悦館長に伴われ上京し、日本民芸館に研修に赴く。柳悦孝染織研究所で植物染色および紋織りの指導を受ける。1941(昭和16)年4月18歳2年間の研修を終え帰郷し、母校沖縄県立女子工芸学校に勤務し、染織の指導および研究を行う。1944(昭和19)年3月21歳宮平雅夫と結婚する。1945(昭和20)年1月22歳最後の疎開船で山口県防府市に移住する。1946(昭和21)年11月24歳帰郷後、ひとまず石川市に落ち着く。1947(昭和22)年4月石川洋裁学校に勤務する。1948(昭和23)年3月25歳織物および工芸品を製作、販売する。1958(昭和33)年12月36歳琉球政府経済局中央農業研究所に勤務し、絹加工、絣紋織技術の改良研究、植物染料の試験研究に従事する。1959(昭和34)年4月道屯織を戦後初めて復元し、沖縄タイムスで紹介される。1963(昭和38)年4月40歳琉球工業研究指導所に勤務し、植物染料の染織法を改善する。花織を名古屋帯、単帯に初めて製品化する。1965(昭和40)年3月42歳第17回沖展(沖縄タイムス社主催)で、「絹手縞」が沖展賞を受賞、沖展会員に推挙される。1968(昭和43)年3月45歳第2回沖縄タイムス芸術選賞選抜賞を受賞する。4月日本民芸館同人選「現代沖縄民芸展」(東京)に出品する。1969(昭和44)年4月46歳第43回国展で、「蘇芳手縞」が国画賞を受賞、会員に推挙される。12月47歳琉球工業研究指導所を依頼退職する。1970(昭和45)年1月宮平織物工房を開設する。2月琉球政府労働局婦人少年課織布講師となり、13年間、中南部の織物講習生を育成する。2月第4回沖縄タイムス芸術選賞奨励賞を受賞する。11月48歳昭和45年度日本民芸館展で、「福木地手縞」「琉球手鞠」「首里花織手巾」が日本民芸館賞を受賞する。1971(昭和46)年7月第1回個展「宮平初子草木染手織展」(タイムス第2ホール)を開催、作品43点を出品し、柳悦孝氏より推薦の言葉をいただく。1972(昭和47)年5月49歳第2回復帰記念宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。10月第3回個展(タイムスホール)を開催する。10月沖縄県立内職公共職業補導所講師となる。花倉織を復元する。1973(昭和48)年1月50歳沖縄県工芸産業振興審議会委員を委嘱される。2月第7回沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞する。4月浜田庄司日本民芸館長の推薦により、県外初の個展「沖縄織物展」(栃木県宇都宮市)を開催する。11月51歳第4回全国手鞠コンクール優秀賞を受賞する。11月「伝統工芸6人展」(沖縄物産センター)を開催する。12月第5回宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。1974(昭和49)年1月沖縄県指定無形文化財「本場首里の織物」の技能保持者として認定を受ける。3月浜田庄司氏の推薦により、「金城次郎・宮平初子二人展」(東京、日本橋三越本店)を開催する。3月(社)日本民芸協団・沖縄県共催「沖縄民芸振興展」で、「福木地手縞」が入賞する。8月「金城次郎・宮平初子近作展」(東京、新帝国ホテル)を開催する。11月52歳沖縄県知事より優秀技能者として表彰される。12月沖縄県文化財保護審議会委員を委嘱される。1975(昭和50)年1月第7回宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。出品35点。2月沖縄県産業振興審議会委員を委嘱される。4月日本民芸館沖縄分館が那覇市首里金城町に開館、同館主事となる。11月53歳労働大臣より卓越した技能者として表彰される。1976(昭和51)年4月第8回宮平初子織物展(鳥取県倉吉市大蓮寺量寿閣)を開催する。6月那覇伝統織物事業協同組合の初代理事長に就任する。12月54歳第9回宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。出品40点。1977(昭和52)年6月「沖縄の伝統宮平初子織物展」(岩手県盛岡市光源社)を開催する。12月55歳第11回宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。首里花織を中心に40点を出品する。1978(昭和53)年10月「宮平初子・沖縄織物展」(鳥取県民芸館たくみギャラリー)に、着物7点、帯27点を出品する。1979(昭和54)年6月56歳(財)南部振興会より文化功労表彰を受ける。12月57歳第12回宮平初子織物展(沖縄物産センター)を開催する。1980(昭和55)年11月58歳沖縄県技術アドバイザーを委嘱される。1981(昭和56)年4月黄綬褒章を受章する。10月サーフェイスデザイン協会主催「日本の作家選抜展」(アメリカ、ジョージア大学)に招待出品する。1982(昭和57)年11月60歳第17回首里文化祭実行委員会より首里伝統織物の復興発展に尽力したとして、感謝状を受ける。1984(昭和59)年7月61歳(財)ポーラ伝統文化財団より伝統文化ポーラ特賞を受賞する。10月「日本の織物展」(デンマーク、オゼアテイカ博物館)に招待出品する。1985(昭和60)年11月63歳通産大臣賞を受賞する。1986(昭和61)年6月「国画会60年工芸の展望」(東京、西武アートフォーラム)に出品する。11月64歳沖縄タイムス・琉球放送主催「そめおりの美顕彰4人展」(タイムスホール)に出品する。1987(昭和62)年3月三菱財団人文科学助成金による、日本民芸館創立50周年記念事業「沖縄文化に関する調査研究」において、同館所蔵の沖縄衣装5点を復元する(1984年〜)。9月九州中小企業団体中央会連合会会長賞を受賞する。1990(平成2)年8月67歳那覇市観光功労賞を受賞する。1991(平成3)年5月68歳那覇市制70周年記念に「本場首里の織物」代表として表彰される。8月宮平初子およびルバース・ミヤヒラ吟子の初の親子展「沖縄の木草染め展」(国営沖縄記念公園主催)に、着物類・タピスリーなど約40点を出品する。1992(平成4)年5月69歳那覇市功労賞を受賞する。10月(社)東京ファッション協会よりダイヤモンドレディ賞を受賞する。11月70歳七岳会より首里織工芸技術保持者として感謝状を受ける。首里城公園開園式典で感謝状を受ける。1993(平成5)年8月沖縄県観光功労賞を受賞する。9月「現代の染と織」展(福島県立博物館)に招待出品する。1994(平成6)年3月71歳沖縄県他主催「沖縄/日本・韓国交流展」(沖縄コンベンションセンター)に招待出品する。8月第38回沖縄タイムス賞(文化賞)を受賞する。1996(平成8)年3月73歳芸術文化振興基金助成を受け、首里の織物保存会(祝嶺恭子、多和田淑子、ルバース・ミヤヒラ吟子)で桐板を復元する。8月「日本の織物展」(アメリカ、サンフランシスコ・フォークアート博物館)に招待出品する。10月「国画会70年―工芸の継承と展開」(東京、西武アートフォーラム)に出品する。11月74歳沖縄県功労賞を受賞する。瑞泉同窓会百周年記念式典で感謝状を受ける。12月那覇伝統織物事業協同組合より表彰(功労賞)を受ける。1998(平成10)年4月75歳アジア編織芸術祭「台湾中日編織工芸交流展」に、「花倉織」他を出品する。6月国指定重要無形文化財「首里の織物」保持者(人間国宝)に設定される。7月沖縄県立博物館夏休み親子文化講座で「沖縄の織物について」の講演を行う。10月式年遷宮記念神宮美術館開館5周年記念特別展「人間国宝の技と美」に招待出品する。12月76歳沖縄県立芸術大学大学院非常勤講師となり、地機による紋織りの製織法を指導する。1999(平成11)年6月日本人ペルー移住100周年記念「ジャパン・カルチャー・フェアー」(ペルー、ペルー国立博物館)に招待出品する。10月那覇市立城西小学校4年2組で、「首里の織物と着物の話」をする。10月「絹の染織工芸展―絹の郷からのメッセージ」(群馬県桐生市市民文化会館)に招待出品する。2000(平成12)年2月77歳城西小学校学芸会で、4年生による「宮平初子物語」が演じられる。7月九州・沖縄サミット開催記念・浦添市美術館開館10周年記念「沖縄の美―技と心―伝統工芸展」に招待出品する。11月78歳勲四等宝冠章を受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items