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企業価値の神秘 コーポレートファイナンス理論の思考回路

宮川壽夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784502201912
ISBN 10 : 450220191X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

超名物講義が本になった!企業価値はなぜ経営の根幹か?なぜ資本にコストがかかる?MM理論はなぜスゴい?配当も自社株買いも株主の価値を上げない?増資による希薄化は株主の価値を下げない?ROEの本当の意味は?企業価値は最大化できない?…ゴツゴツとした正確な理論をバリバリと噛み砕きながら、学生と実務者を美しい神秘の世界にいざないます。

目次 : コーポレートファイナンス理論と株式会社/ 企業に価値をつけるという大胆不敵/ 企業価値=株主価値+債権者価値という理屈/ 割引現在価値という考え方/ 分母にもってくるもの―資本コストという考え方/ 分子にもってくるもの―キャッシュの考え方/ 株価の割高割安が本質ではない―倍率法の考え方/ 本当に市場は正しい答えを知っているのか/ 組織の経済学三銃士/ なぜMM理論はすごいのか―資本構成の理論/ なぜ株主は配当が好きなのか―ペイアウトの理論/ なぜ企業には人が必要なのか―人的資産の理論/ なぜ企業に戦略が必要なのか―企業戦略の理論

【著者紹介】
宮川壽夫 : 大阪市立大学大学院経営学研究科教授。筑波大学大学院博士後期課程修了。博士(経営学)。1985年4月野村證券株式会社入社。2000年8月米国トムソンファイナンシャル・コンサルティンググループシニアディレクター就任。2007年10月再び野村證券株式会社に移籍(IBコンサルティング部)。2010年4月に大阪市立大学大学院経営学研究科専任講師として着任。同年10月准教授、2014年4月教授。2015年4月ワシントン大学(University of Washington)客員研究員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nekozuki

    ある程度コーポレートファイナンスの考え方を学んだ上で読むと目から鱗が落ちる。詳細な理論的背景は、関心があれば参考文権を参照するのが良いと思われる。本書の意義は「なぜコーポレートファイナンスの考え方で、そういったロジックになるのか?」と言う点が非常に丁寧に説明されている点にある。なんとなく丸覚えしていたことがより腹落ちして理解できるようになる。また、企業価値と企業戦略の関係についても触れられており非常に興味深かった。「企業価値は最大化しない」と言う筆者の主張は実務に携わる人間からすると驚きである。

  • 人生ゴルディアス

    この本をどこで知ったのか思い出せないのだけれど、読んでよかったと心底思える数少ない本でした。ふんわり株式投資をやって10年を超えてるけれど、ようやく、PERやPBR、ROEといった指標や、金利と株価の関係といったものについて、明確な説明ができるようになった(気がする)。特にPBR1倍割れについては、ROEと期待収益率の関係から説明されて唸りました。本書後半にさしかかったところで『ROIC経営』も読み始めたが、本書を先に読んでなかったら絶対に挫折していたはず。素晴らしい本でした!

  • しゅー

    ★★★★ファイナンス入門にぴったりの良書だ。類書は詳細すぎて全体像をつかむまで時間のかかる欧米の教科書か、分かりやすさを優先するあまり物足りない入門書の二種類しかお目にかからない。いずれのタイプも、時間の余っていた学生時代ならともかく、社会人が効率的に実用的な知識を学ぶのにふさわしくない。本書はその二種の中間にあたり、実務家の疑問に答えながら、学問的な射程も長く知的好奇心をかきたててくれた。要所要所で歯ごたえのある参考図書を紹介してくれるのも助かる。章の構成も議論の道筋をしっかりたどっていて秀逸だと思う。

  • Go Extreme

    企業価値はビジネス必須の知識 価値付けは売り買いのため 企業の目的は価値の拡大 計算よりも考え方の理解が重要 将来CFを資本コストで割引く 株式市場が正しい答えを知る 情報非対称性 逆選択問題 モラルハザード シグナリングとスクリーニング策 エージェンシー理論 取引費用理論 所有権理論 あいまいさの効率性 MM理論 資本構成・配当無関連 資産特殊性と最適な資金調達 フリーキャッシュフロー仮説とは 人的資産という価値の源泉 岩井理論 会社の二階建て構造 企業戦略 競争から独占へ 差別化と競争優位が価値を生む

  • つる

    名前と表紙がやや胡散臭い感じはあるかもしれないが笑、中身はとてもわかりやすく、日頃の業務(PEファンド)と合わせて理解が深まる良書でした。具体的にはPER,PBRの読み解き方(ただ暗記するのではなく、株主価値という観点で考えると…など)やMM理論から見る配当と自己株式取得の考え方など、今までコーポレートファイナンス関連の本を読んで、暗記はするのものの理屈はよくわかっていなかった部分などについての理解が深まる本でした。忘れた時にまた部分部分読み返して理解を深めていきたい

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