Books

長谷川等伯 真にそれぞれの様を写すべし

宮島新一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623039272
ISBN 10 : 4623039277
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2003
Japan

Content Description

等伯と戦国大名との関係、豊臣・徳川政権下の有力な武士たちとの交流に注目した新たな等伯論。「等伯画説」を読み込むことで絵画史上の位置を明らかにするとともに「楓図」と「松林図」という対照的世界を読み解く。

【著者紹介】
宮島新一 : 1946年愛知県生まれ。1973年京都大学大学院文学研究科修了(文学博士)。京都国立博物館、文化庁、奈良国立博物館、東京国立博物館などを経て、現在、九州国立博物館設立準備室総主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 夜間飛行

    染物屋で育った等伯の色使いは能登の文化を偲ばせる。都でも入手困難の顔料を用い、着物の柄のように画面を構成した。智積院の楓図は伝統の美と技術の結晶ともいえる。修業時代に墨谿の達磨図を模写しているが、墨谿の達磨が顔の筋肉まで動きそうなほど語りかけてくるのに対し、等伯の絵は泰然としてふてぶてしい。これが後の利休像になると、のほほんとして何を考えているのか? 後半生の等伯は京の町衆として工房を営み、茶の湯を介して中国絵画に親しみ水墨画の手法を練った。語らぬことで語る画風は、松林図など風景画にも通じるように思えた。

  • マカロニ マカロン

    個人の感想です:B。安部龍太郎「等伯」と山本兼一「花鳥の夢」を読んで、等伯と狩野永徳の対立が、同じ世代の秀吉や家康の戦国武将の覇権争いにもにて興味を覚え、もう少し知りたいと思い読んだ。この二人の対立はどこまでホントかはわからないが、信長⇒秀吉⇒家康と天下人が変わると、政権に擦り寄る力を見せた方が大きな仕事を獲得しており、政治力抜きでは自派の興隆は望めないのは、現代にいたるまでの真実であろう。等伯は明治期には狩野派の蔭に埋もれてしまい、昭和初期に再評価され、「松林図屏風」は昭和9年国宝指定された。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items