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ははがうまれる 福音館の単行本

宮地尚子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834082456
ISBN 10 : 4834082458
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

多くの人のトラウマと向き合ってきた精神科医で、2人の子どもの母親でもある著者が、自身の経験や専門知識も交え、子育てのこと、お母さんを取り巻くさまざまな問題について、やさしく語りかけるエッセイ集です。
「赤ちゃんの泣き声を聞くと、イライラしてしまう」
「ママ友付き合いの中で、自分一人がなんだかはずれているように感じる」
「子どもと話をしようと思っても、なかなか話題が見つからない」
「結婚相手の実家とのあまりの風習の違いに驚かされる」……
こうした、日常の中で抱く小さな悩みや戸惑い、ちょっとした違和感、疎外感など、なかなか言葉にならない気持ちを丁寧にすくい取り、そこから抜け出すヒントを提示し、温かいエールを送ります。
月刊誌「母の友」連載時に多くの共感を呼んだエッセイを再構成してお届けします。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 新地学@児童書病発動中

    著者の優しさを感じる本。優しさと言っても甘いものではなく、精神科医としての経験に裏打ちされた現実的な知恵が含まれている。「アウェイ感」や「身ごもる」は子育て真っ最中の女性を励ます内容。「身体の記憶」にある「いいこと日記」が一番印象に残った。その日に起こった良いことを3つだけ書く日記。この日記を続けると、良いことが起こっているのに、それを当たり前のように考えている心の状態を変えられるのだ。そして良いことを十分に感じられるようになったら、人にも喜びを与えられるようになるのだ。早速実行してみよう。

  • ネギっ子gen

    トラウマと向き合ってきた精神科医が、自身の経験や専門知識も交え、子育てのことや母親を取り巻くさまざまな問題について、優しく語りかけるエッセイ集。日常の小さな悩みや違和感、言葉にならない気持ちを丁寧に掬い取り、そこから抜け出すヒントを提示。「母の友」に連載。<ひらがなに開いたのは、ひらがながもつ、何かが始まる前の未分化な感じ、白紙や白地図に近い感じ、そんな雰囲気が伝わるとよいなと思っているからである。ひらがなには、柔らかさや、あたたかさ、包み込むような感じもある。そういう雰囲気が醸しだされるとよいな>と。⇒

  • Tui

    装丁も中身もとても美しい本。これから母になる人、母になりたての人、そのそばで寄り添い支える人、すべてに優しく言葉をかけている。ここまで心の奥に抵抗なく届く文章に出会ったのは、ものすごく久しぶりな気がします。でもこれ育児本でしょ、と手を伸ばさないのはもったいない。著者はトラウマやジェンダー等を専門とする医師であり博士。普段過酷な現実を目にしているから、なおのことなのだろう、母親や子育てをそっと応援する目線は、祈りに近く、とことん温かい。これは手元に置いておこう。誰かに贈ろう。

  • アンジー

    昔学校の先生が言っていた→「子どもを産んで母親になるので、お母さんと子どもは同い年なんだよ」。この本の題名を見てそれを思い出した。読んでいると多くの気づきがあり、そして慰められ元気になる。「お母さんのための酸素マスク」を読みハッとさせられた。子育て中なにかと母親が責められる事が多い。でも母親だってどうしていいかわからない事が多い。まずは子育てしている(ケアしている人)が、人にケアされなければならない。日本の子育ては母親のワンオペ育児が多い、子育てって大変なのよ!子育てし易い社会づくりの為この本読んでほしい

  • ともこ

    親になったばかりの息子夫婦のためになにか役に立つかと思って読み始めた。しかし、著者の柔らかいものの見方は、とっくに子育てを終えた年代の心にも響く。孤独感疎外感を感じたときは「今はアウェイだから」と考える。「見張る」より「見守る」は、親子に限らず心がけたい。困難を前にしても、大人は答えを与えるのではなく、子供も一緒に解き方を考えていく。なにより私たち大人も、生まれて成長し続けている存在なのだ。

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