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「頑張れない」子をどう導くか 社会につながる学びのための見通し、目的、使命感 ちくま新書

宮口幸治

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480076861
ISBN 10 : 4480076867
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

頑張れない子をやる気に導く「見通し」など3つの鍵を提示し、声のかけ方や環境の整え方をベストセラー著者の児童精神科医と現役教諭が具体的にアドバイス。

【著者紹介】
宮口幸治 : 児童精神科医・医学博士。立命館大学総合心理学部・大学院人間科学研究科教授。一般社団法人「日本COG‐TR学会」代表理事。臨床心理士。京都大学工学部を卒業し、建設コンサルタント会社に勤務後、神戸大学医学部を卒業。児童精神科医として精神科病院や医療少年院、女子少年院などに勤務し、2016年より立命館大学教授に就任。子どもたちの認知機能を強化させるトレーニング「コグトレ」を考案。2020年より、コグトレの普及・研究を行う「日本COG‐TR学会」を主宰し、全国で学校教員や施設等支援員らに向けて研修を行っている

田中繁富 : 小学校教諭。鹿児島県出身。共著者の宮口氏とは大学時代の同級生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    頑張れないの定義って何だろう?とちょっと批判的な気持ちで手に取り、すぐに著者たちの言いたいことが「周囲の大人たちの思い込みで力が奪われてしまっている子」とわかって、ほっとして読み進めました。大学の同級生同士が創り上げた、「人を幸せにしたい」気持ちが伝わってくる本です。後書きを読んでとても辛くなりました。過酷な幼少期を送ってきた方が、負の連鎖を断ち子どものために努力されていること、尊敬します。新刊コーナーより。

  • よっち

    様々な理由で頑張れない子どもをどう理解して導けばいいのか。大人側にある原因を探りながら、大人ができる環境の整え方、導き方をアドバイスする1冊。やる気に繋がる3つの段階「見通し」「目的」「使命感」。子どもが見通しを持てるために必要なやる前に余計なことを言わない、焦らず分かることを積み重ねていくことの重要性。子どもの目的を支えるために、教育環境の変化を理解して支援者同士も支え合う意識を持つこと。やる気を使命感に繋げるために様々な「なぜ」に対して、大人の側も改めていろいろ考えていく必要があるのはその通りですね。

  • ta_chanko

    「頑張れない」ことの背景に何があるのか? 無知・認知的な誤り・家庭環境や精神的な状況などなど、様々な要因が複雑に絡み合うことで「頑張れない」状態になっているのではないか。安直に怠惰だと決めつけず、子どもや家族の気持ちに寄り添う姿勢が大切。社会においても、学ぶことの意義が学歴・賃金・立身出世などの狭小で俗世的・資本主義的な理由に解釈されている傾向がある。人々が自らの意志で、自身と社会のために学問に取り組み、探究していけるような世の中になるとよい。著者(田中氏)の生い立ちに関する「おわりに」は衝撃的。必読。

  • Kooheysan

    とことん子供の立場に立った、日ごろから頑張れない子供と接している教師や親への指南書。余計なことを言わないとか、傾聴が大事など、書いてあることは至極当たり前のことかもしれませんが、日々の実践は意外と難しいはず。大人が練習あるのみです。学ぶことの目的を考えると、学びへの意欲をどう高めるか、または関心を阻害しないようにすることは非常に大切だと思います。

  • シルク

    「コツコツやれってあんた(※大人)こどもに言うけど、それ、難しいことなんよ。そもそもあんたはこどもの時分『コツコツ頑張る』ができてたわけ?」と、筆者は言ふ。あひぃ、おっしゃる通りで…(⁠*⁠﹏⁠*⁠;⁠) わたくしも、英語の授業でつい「毎日コツコツ。地道な努力をしな」と言っていた。さぞかし口うるせー先生だったろう。あんた自身はコツコツやってたんけ? てったら…夏休みの宿題は何日分かまとめてやって、「今日の分は昨日やったも〜ん♪」とダラダラするこどもだったな(笑) そして最後まで読書感想文が手つかずという。

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