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多元性の都市イスタンブル 近世オスマン帝都の都市空間と詩人

宮下遼

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784872595932
ISBN 10 : 4872595939
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
宮下遼 ,  

Content Description

都市の記憶に耳を欹てる―礼讃か慢侮か、怪奇か奇蹟か、憧憬か敵意か。史料の多重奏から浮かび上がるルネサンス期イスタンブルの都市像。

目次 : 序章 オルハン・パムクの憂愁の向こう/ 第1章 視線の交錯する都市/ 第2章 近世イスタンブルを歩く/ 第3章 詩人の眼差し、楽土の都/ 第4章 支配者の眼差し、下郎の巷/ 第5章 庶民の眼差し、俗信の都/ 第6章 異邦人の眼差し、箱庭の中の冒険/ 終章 多元性の都市イスタンブル

【著者紹介】
宮下遼 : 1981年、東京生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。大阪大学言語文化研究科准教授。専門はトルコ文学(史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人生ゴルディアス

    語彙力がすごいと思ったら、歴史ではなく文学の先生だった。オルハン・パムクのまともな翻訳のほうの人。本書のものは当時の旅行記と地図を使い、トプカプ宮殿から名所旧跡を順繰りに回り、諸々の説明をしてくれるところ。地図にも番号が振ってあって都度示してくれるので、都市内の位置関係がするする頭に入る。話題は文学の先生なので詩人が中心。物価や商業については少なめ。けどどの地区にどんな人種が多めでとか、アヤソフィアに対するスレェイマニエモスクの贔屓感情とか、歴史書ではなかなか知れないことがたくさんあってとてもよかった。

  • qbmnk

    時間と空間を旅する気分が味わえる本。現代イスタンブルにも残された歴史的建造物が、見る者の時代、背景、立場によって様々に変化していくのが面白かった。たくさんの一次資料を引用して多角的に人々の街の捉え方をなぞり、長い歴史を持つ都市像を捉えようとしていて楽しい。中世近世を通して世界の中心、東西文化の交錯地点であり続けた都市の最盛期でもある近世の様子が概観されているように感じた。実際に現地を訪れたあとに読んだので、地名や建造物や距離感や地形なども思い出して旅の余韻を深く味わうことができた。

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