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巨大バッタの奇蹟

室井尚

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861930157
ISBN 10 : 4861930154
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2005
Japan

Product Description

あの巨大バッタが今度は本になって再登場!
全長50m巨大バッタバルーン

巨大バッタの奇蹟
著:室井尚

定価:1,470円(税込)
四六判 ソフトカバー 304頁

2001年秋に開催された現代アートの祭典「横浜トリエンナーレ2001」。
観客みんなの視線を集めたのは、全長50m・巨大バッタのバルーンでした。
実はこのバッタ、膨大な予算や度重なる事故など数々の困難を乗り越えて横浜みなとみらい地区にある船形の高層ホテルにくっつきました。
その姿は横浜駅や高速道路からも見ることができ、横浜での目撃者は最終的に3百万人にも及んだとされています。
風や雨の影響で姿を見せなかった日も多くありましたが、ホームページのアクセスは一日1000件にものぼり、資金不足の呼びかけに募金者も500人を超え、とても多くの人々に支えられた現代アートとなりました。
本書は様々なドラマを生み出した、この巨大バッタをめぐるドキュメントです。
☆注目は下から見ただけでは分からなかったバッタ取り付けの現場。
スタッフは風に雨に悪戦苦闘を強いられますが、そんな臨場感も存分に感じることのできる一冊となっています。

こんな化け物を本当にホテルに取り付けることなどできるのだろうか・・・
それは余りに巨大すぎるし重すぎた。
考え自体そもそも無謀だったのではないかという恐怖心。
そしてその恐怖はおそらく正しいものだった。(本文より)

◎コンテンツ
序章
第一章 停滞期/助走期/交渉開始
第二章 強力な味方の出現/最大の危機/奇跡の大逆転
第三章 祭りの準備/バッタがやってきた/屋上での戦い
第四章 「俺たちが上げます」/再浮上まで/交通事故と墜落
第五章 大手術/バッタ大怪我、そして大団円/後日談
もう一人の作者から ―――椿昇
あとがき

室井尚○むろいひさし
1955年、山形市生まれ。京都大学大学院博士課程終了。横浜国立大学教授。主な著書『ポストアート論』、『メディアの戦争機械』、『情報宇宙論』、『哲学問題としてのテクノロジー』など。
横浜トリエンナーレ2001では造形作家の椿昇氏と共同で「インセクト・ワールド」を出品。

Content Description

巨大バッタ横浜に現る!!膨大な予算、度重なる事故、数々の困難を飛びこえ飛びこえ、バッタはホテルにくっついた。

目次 : 停滞期―二〇〇〇年十月‐十二月/ 助走期―二〇〇一年一月‐三月/ 交渉開始―二〇〇一年四月‐五月/ 強力な味方の出現―二〇〇一年五月二九日/ 最大の危機―二〇〇一年六月二六日/ 奇蹟の大逆転―二〇〇一年七月五日/ 祭りの準備―二〇〇一年八月/ バッタがやってきた―二〇〇一年八月二八日/ 屋上での戦い―二〇〇一年九月二日/ 「俺たちが上げます」―二〇〇一年九月八日/ 再浮上まで―二〇〇一年九月二三日/ 交通事故と墜落―二〇〇一年九月二八日/ 大手術―二〇〇一年十月/ バッタ大怪我、そして大団円―二〇〇一年十一月/ 後日談―二〇〇一年‐二〇〇三年

【著者紹介】
室井尚 : 1955年、山形市生まれ。茨城県立水戸第一高等学校、京都大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。帝塚山学院大学講師を経て、1992年横浜国立大学教育学部助教授に転任。現在同大学教育人間科学部教授。日本記号学会会長、美学会委員、国際記号学会理事。元々の専門は美学、文学理論、現代文化論だったが、パソコン通信の立ち上げなどネットワーク・メディアに関わる中でメディア論、文化記号論、情報文化論と収拾がつかなくなるまでに領域を広げ、「バッタ」でついにアーティスト・デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • むちれお

    2001年かぁ、もう15年も経つんだね。最初の横トリは面白くて楽しかったなぁ。この巨大バッタも生で見たけど、裏にこんな苦労があったなんて知らなんだ。あのバッタを目撃した人みんなに読んで欲しい本だね。

  • nekora

    筆者と相方の我侭っぷりに風船業者が可哀想だった。

  • なむなむ

    そう言われてみると。昆虫って可愛げの中に、独自の摂理で生きてる何かの不気味さがあるな。そんな巨大な昆虫がホテルの壁に貼りついていたら…根元的なナニカを揺さぶられそうな気もする

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