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シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む 共立スマートセレクション

室井和男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784320009165
ISBN 10 : 4320009169
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自然科学の各分野におけるスペシャリストがコーディネーターとなり、「面白い」「重要」「役立つ」「知識が深まる」「最先端」をキーワードにテーマを選びました。第一線で研究に携わる著者が、自身の研究内容も交えつつ、それぞれのテーマを面白く、正確に、専門知識がなくとも読み進められるようにわかりやすく解説します。

目次 : 1 数学の痕跡を探す/ 2 自然数と分数/ 3 割り算と数表/ 4 面積と体積の計算/ 5 エンメテナ碑文中の複利計算/ 6 角度の起源/ 7 台形の二等分線の長さ/ 8 巨大な数への関心/ 9 バビロニアの数学への影響

【著者紹介】
室井和男 : 1954年栃木県生まれ。1978年東北大学理学部物理学科卒業。仙台市内の予備校で数学講師として31年間教壇に立ったのち、2009年退職。現在は、古代の数学文化の解明を主な分野として研究に専念している。著書『バビロニアの数学』東京大学出版会、2000。(2010年度日本数学会賞出版賞受賞)ほか

中村滋 : 1943年埼玉県生まれ。1965年東京大学理学部数学科卒業。1967年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、理学修士。東京商船大学商船学部教授などを経て、東京海洋大学名誉教授、日本フィボナッチ協会副代表。専門は数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Koning

    最近ようやく古代ギリシアの数学の礎は古代バビロニアのそれであったというのが伝わりつつあるけれど、その古代バビロニアの数学もその前のシュメール人の基礎があってこそということを明らかにしてきた著者の新刊。60進数を10進表記にしてしまっている今までのこの手の議論では結局彼らの考え方はわからんから誤解も間違いも増えて頓珍漢になっちゃうよーと、60進表記をするのが潔くて素敵です。だが、確かにこれはなかなか腑に落ちないというか、あまりに10進表記に汚れすぎた現代人として泣きたくなるのですよ。

  • トムトム

    これはこれは!面白かった!シュメール人への敬意と愛を感じます。有名な人が言っている事、昔から当たり前のように伝えられている事がちょっと考えれば違うって分かるじゃん!という本です。60進法は割り算をしやすい。60は1〜6までの全部の数字で割り切れる。たまたま60進法なわけではなく、天才が考えに考えたすえの60進法!なるほどね〜( ゚Д゚)

  • タカオ

    興味を惹かれるタイトルだったが、ちょっと値段が高いと感じたので、できれば図書館に置いてないかと思ったら、置いてあった!先月出版されたばかりの、こんなマニアックな本をよく入荷した!内容は、たしかに意義はあるのだろうが、思ったほどおもしろくはなかった。専門的な内容をかなり一般向けに書かれているが、60進表記と見慣れない単位、(私たちからすれば)独特の表現法が、理解を阻む…。章ごとに内容がわかれていて、それがいいところでもあり、それぞれのつながりが薄いのが残念なところでもあった。角度の話はおもしろかった。

  • ソルト佐藤

    この当たりの時代が好きなので読んでみる。基本的には数学のはなしなので60進法以外は、今と変わらない理屈がなのが面白い。かなり、高度の数学が発達していて面白い。それはそれとして、途中の作者の人生?を語るコラムがあるのだが、なかなかの性格である(笑 ロジハラで、粘土板の複利計算について、ちがった解釈をした人を追いつめるシーンは、どうなの?(笑 あと、こんな数学も分からないとは、文系学者どもは!な感がありありでまた(笑 読み物としては不十分で不親切なところもあり、理系どもはと文系の人は思うかも。

  • ほにょこ

    ★★★☆☆ 何千年も前の粘土板が残っていて当時使っていた数学の研究ができるとか驚きですね。このような研究の意義はよく分かりませんが。ある教授の間違いを指摘したら後で迷惑メールが大量に届いたとかどうでもいいエピソードも結構載っていました(笑)。

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