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日本医療の近代史 制度形成の歴史分析 Minerva 人文・社会科学叢書

宗前清貞

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623088669
ISBN 10 : 4623088669
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan

Content Description

これまでの政治学研究では、医療問題を社会保障の一環、あるいは福祉国家研究の一分野として扱ってきた。ところが日本の医療システムは、経済的負担が軽い一方で衛生状態は総じて高い。後発の福祉国家としてなぜ医療制度だけが突出して発展しているのか。こうした特性はいつ、どのように生じたのか、歴史的経緯を丹念にたどり、医療面における日本の近代化過程を解明。さらに、医療と福祉国家の関係についての新たな視野を提示する。

目次 : 序章 医療制度の政治学/ 第1章 歴史の中の医療/ 第2章 日本の医療―近世と近代における源流/ 第3章 社会化する医療―戦争と福祉の政治過程/ 第4章 民主化と占領下の医療制度―戦後医療制度の再建/ 第5章 拡大する医療―高度成長期の医療政治/ 第6章 医療の変化と抵抗―戦後医療制度の転換点/ 第7章 管理の中の医療―ポスト高度成長期の医療/ 終章 医療政治の変化と未来

【著者紹介】
宗前清貞 : 1964年埼玉県所沢市生まれ。1999年東北大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。ふくしま自治研修センター、琉球大学法文学部、大阪薬科大学総合科学系を経て、関西学院大学総合政策学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かろりめいと

    2020年3月刊。コロナへの日本の医療体制が気になっております。日本の医療機関の多くが公営でなく民営である理由。西洋医学の発達史。日本での西洋医学の導入。大学医学部(医師養成制度)の変遷。病院と診療所の関係。健康保険制度。戦前の総動員体制期の厚生省発足。保健婦等公衆衛生制度と地方自治の関係。占領期GHQのサムス大佐による医療制度改革。日医の武見天皇。保険医総辞退。などなど、読みにくかったが、色々なことがよく分かりました。昭和戦前期のところを左右偏りなく書かれていたところが良かったです。とても面白かった。

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