Product Details
ISBN 10 : 4903426270
Content Description
フェミニズムとは性差別にもとづく搾取や抑圧の構造を問い、その変革を目指す思想のはずである。だが、いわゆる「第一世界」のフェミニズムは、「帝国」による植民地支配に起源する植民地主義を見落としたまま主張されてきた。植民地主義と性差別という複合的な抑圧のもとにある朝鮮女性たちが、真の人間性を求めて辿った苦闘の軌跡を描きながら、開かれたフェミニズムの可能性を問う。
目次 : 第1章 植民地主義とフェミニズム(個人的体験からの出発/ 植民地主義と性差別、あるいはフェミニズム)/ 第2章 朝鮮女性、近現代一〇〇年の経験(ジェンダーの視点で読みなおす金マリア/ 抗日戦争に参加した朴次貞のフェミニズム ほか)/ 第3章 マグレブ移民に呼び戻される在日朝鮮人の記憶(アイデンティティの引き裂き―故郷への思い・同化への歳月/ 労働力としての移民の商品価値 ほか)/ 終章 脱帝国フェミニズムの地平(朝鮮人女性をめぐる言説/ 植民地近代化が女性にもたらした意味 ほか)
【著者紹介】
宋連玉 : 1947年大阪生まれ。ソウル大学校人文大学大学院修士課程卒業。現在、青山学院大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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もてぃ
読了日:2021/02/28
えんさん(연싼)@読書メーター
読了日:2015/09/15
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