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なぜ基地と貧困は沖縄に集中するのか? 本土優先、沖縄劣後の構造

安里長従

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909237750
ISBN 10 : 4909237755
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 駒場

    日本に費用を肩代わりさせながら米国の基地機能を維持するという「沖縄を返還しないための返還」から50年。変わることのない基地と貧困の問題、その背後にある差別を論じる。防衛機能の面では基地は本土でも良い、と与党政治家や米国の関係者が次々と答弁しているにも関わらず、本土では住民投票を経るまでもなく「住民の理解が得られないから」と移設の議論は全く進まず、基地は沖縄にあり続ける。積極的格差・差別是正の議論を国レベルで行い、基地縮小の立法を行うべきだ──ということを右派は言わずもがな、左派にも怒りを向けて提言する

  • 大泉宗一郎

    沖縄県は米軍施設の負担率と貧困率において全国一である。その原因は本土優先による差別構造にあると本書は指摘する。日米両政府は米軍基地が沖縄以外でも軍事的には問題ないと述べており、基地負担の軽減のため本土に移転しようという試みが何度もあったが、それが実現していないのは差別意識によるものだと。差別といわれてもやむを得ない側面は認めるが、解決の糸口はそこではないとも考えてしまう。ただし、その論理を裏付ける数多の言質を発掘した調査力と筆致には目を見張るものがある。同意しかねる部分もあるが、非常に得るものが多かった。

  • きんさん

    最近読んだ沖縄本の中で特に良かった。 「本土優位-沖縄劣後」という構造が今もなお再生産され強化され続けていること。 沖縄問題を「一地域の特殊問題」に矮小化し(本当は国防問題なのだから全国民に考える責任があるのに)、そうすることで沖縄の基地問題を沖縄県民の県民性だったり地域性に還元しようとすることそしてそれらが循環して強化されること、そして基地と貧困が不可分な関係にあること。 右翼左翼的なイデオロギーだけでなく、無関心それ自体が構造的差別に加担することになるということ、そういうことも改めて確認できる

  • 健康平和研究所

    沖縄基地縮小促進法を制定しよう、沖縄振興特別措置法を廃止しよう

  • いとのり

    全国青年司法書士協議会の先輩が執筆された本を読みました。本当によく勉強されていて、沖縄に関するあらゆる意見に対して論理的に反論していて、本当にすごいな、と思っていたらあとがきで相当苦労した執筆のさまが書かれていました。先輩の努力に本土の人も答えていかないといけないですね。

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