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夢は捨てたと言わないで 中公文庫

安藤祐介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122073494
ISBN 10 : 4122073499
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan

Content Description

スーパー・エブリの社員樫村栄治に与えられた指令。それはバイトのお笑い芸人たちで「実業団」を結成し、ブレイクさせること!?初めはやる気ゼロだった栄治もお客さんの笑顔で次第に心が動く。そんな中、エブリ上層部に会社乗っ取りの動きが。経営存続の行方は芸人たちの手に託された。そう、おもろいは正義だ!

【著者紹介】
安藤祐介 : 1977年生まれ。福岡県出身。2007年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さくら★もち

    戦力外通告を受けプロ野球界を引退したスーパー店員と、持ち味を活かせず燻っているお笑い芸人たちが「お笑い実業団」の活動を通して店を盛り上げて人生を輝かせる。売上第一のスーパーの経営陣とお客さんを喜ばせたい現場の軋轢、売れてなんぼの笑いの世界で真の笑いを追求して突き進む芸人たちの辛苦、そしてそれぞれが描く夢。読むほどに彼らを応援したくなる自分がいた。作中の漫才ネタがなかなか面白い。のらえもんいいぞ〜٩(ˊᗜˋ*)و笑いは正義。笑いで味方を増やし、大きなドッカーン!を響かせる。夢と希望に溢れた楽しい1冊だった。

  • タルシル📖ヨムノスキー

    ある総合スーパーが、スポーツではなく「お笑い」の実業団を立ち上げ、芸人の育成と商売繁盛を狙おうという話。音楽、美術、そしてお笑い…。生きてく上で絶対必要というわけではないけれど、これらのない世界はやっぱり潤いがないというかつまらない。ただ個人的には、リアクション芸とか誰かの何かををからかうようなネタはやめてほしい。あと下ネタね。あれは「笑わせてる」のではなくて「笑われてる」だけだから。私はいわゆる「話芸」が好き!物語は最高でした!こんなスーパーがあったら行ってみたいし、地元密着の芸人さんなら応援したい。

  • いっこう

    スーパーによるお笑い実業団の運営。安藤さんらしいほんわかするお話。安心して読めました。

  • ミクロかめ

    多少の浮き沈みはあったけれど、最後は優しい気持ちになれるのだろうな、と、良い意味で予想できる雰囲気だったので、安心して読めた。

  • なごみ*こはる

    ☆☆☆ 戦力外になった元野球選手栄治が新天地として働くスーパーで「お笑い実業団」のリーダーを任され、売れずにバイトをしているお笑い芸人たちと経営存続に向けて奮闘する物語。実は最近同じように戦力外通告を受けてしまった私も、他人事と思えないほど感情移入しながら読み、また励まされました。面白いは正義、っていいですね。栄治が最後に気づいた、「選ばれなかった人間だと思っていた、けれど、何かや誰かに選ばれてその場所にいる」という事に私自身の現在を重ね、勇気づけられ、優しい気持ちになりました。

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