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「新聞記者」という欺瞞 -「国民の代表」発言の意味をあらためて問う-

安積明子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784847098833
ISBN 10 : 4847098838
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

拝啓、東京新聞様
「御社の望月衣塑子記者は、本当に国民の代表として質問に臨んでいると言えるでしょうか」
菅官房長官の会見ほか、常に現場の最前線に足を運ぶ女性ジャーナリストが、「国民の代表」を自称するメディアの偽善を喝破!

・映画『新聞記者』はプロパガンダ
・反日♀リ国と手を組む新聞労連
・「新聞記者」なら優遇される会見の仕組み
・「桜を見る会」で、国民の不満は爆発した
・いま、国民の「知る権利」が危ない!

メディアは権力が間違った方向に走った場合にそれを是正すればいいわけであって、何がなんでも反権力に走る必要もない。もっとも単なる反権力になることは簡単だ。そこには思考も哲学も、向上心も必要ではない。権力への単なる憎悪と大衆への下劣な媚び、そして「自分たちこそオピニオンを担い、人々を率いるリーダーである」という薄っぺらいプライドと安っぽい満足感しか存在しない(本書「はじめに」より)

【著者紹介】
安積明子 : 兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。平成6年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参議院議員の政策担当秘書として勤務の後、執筆活動を開始。夕刊フジ、Yahoo!など多くの媒体で精力的に記事を執筆している。また昨今はテレビ・ラジオ出演など、ジャーナリストとしての活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 南北

    「空気は読まない」東京新聞の望月記者の批判本。権力批判の新聞記者を装いながら実態は反権力の活動家に過ぎないというのは同感だ。映画「新聞記者」も内容を信じ込んでいる人が多いようだが、少し調べれば一見ドキュメンタリー風に見せかけた憶測に満ちたものであることがわかる。権力批判は考えなければできないが、反権力は脊髄反射のように何も考えなくてもできる。そんなことを続けていても記者としての能力は落ちる一方だと思うが、あのような質問が誰を利しているのかよく考えてほしい。

  • HMax

    フリーランス記者の恨み節。既得権益に守られて官房長官会見に政治記者でもないのに参加できる望月記者、それなのに同じ質問を何度も繰り返し、挙句の果てには一東京新聞記者にもかかわらず「国民の代表」と官房長官に要求する。その会見で得た「ネタ」を自分の講演で披露する。政権を批判し反権力であれば正義だと思い込んでるジャーナリストがあまりにも多い。頑張れフリーランス安積さん。

  • 金吾

    ほとんどが東京新聞の望月記者に対する批判です。彼女に対する評価は石平氏のものが一番適切のように感じます。マスコミが反権力志向の権威主義者という部分と小泉総理の評価には全く同意します。また自分たちを国民の代表のように振る舞うのは戦前の戦争をリードしていたマスコミと同じだなと思いました。

  • あっちゃん

    「新聞記者」の感想に、望月氏は功名心が強い人だとコメントがあったが、その印象は間違っていないと思った。誰かに祭り上げられ、高く評価されればされるほど、望月衣塑子は木に登るタイプなのかも。ただ、安積氏の言うように、反権力が必ずしも正義では無いし、長官は取材の対象であって、敵では無い。元新聞記者だった従姉妹が、新聞記者は相手から話を聞き出すのが仕事で、判断するのは読者。望月氏は新聞記者のセンスを持ち合わせて無い」とまで言っていた。安積氏も同じことを言っている。望月氏は反権力を名乗ったパフォーマなのかも

  • ぶるーめん

    何かと毀誉褒貶の東京新聞の望月記者。支持層からはそのスタンスが熱狂的に支持され、アンチからはそのスタンスはもちろんのこと、イデオロギー、記者としての力量不足が非難される。本書はフリー記者の立場から、記者クラブという特権、新聞労連のそして望月記者の実情が詳述されている。記者がリベラル層のアイコンになるのはおかしいと思うし、新聞労連に限らず、組合の既得権層しかみていないその活動への欺瞞は常々感じているので共感するところが多い。ただ、望月支持層からみると単なる批判本にしか見えず、その心には届かないと思う。

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