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囚われのイラク 混迷の「戦後復興」

Junpei Yasuda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877982126
ISBN 10 : 4877982124
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2004
Japan

Content Description

イラクの武装組織に拘束され、帰国したジャーナリスト・安田純平は、「被害者扱い」と「自己責任論」に戸惑った。拘束の3日間の顛末を明らかにするとともに、彼が取材で目にしたイラクの人々の姿を報告。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どりたま

    現在、著者はシリアの武装勢力に拘束されているという報道があり、この本を読んでみた。著者は以前、イラクで拘束されそのこと第1章で語っている。この本の中心はタイトル通りイラクの混迷に対する取材結果を発表したものだと思う。この本を読むとアメリカがイスラム諸国の人々に嫌われている理由がわかる。恨みの連鎖、貧困によって戦争、テロがなくならない。ジャーナリストが好き勝手に発表するのもその一因にはなるのだろうが、やはり隠すのはよくないと思う。しかしそれではテロもなくならないのでは…とも思ったりする。複雑である。

  • unpyou

    2015年末現在、消息が心配されているジャーナリスト安田純平さんの著書。2004年にイラクで武装組織に拘束され3日後に解放されたその1ヶ月後に出版されたもので、拘束3日間の体験記とイラク取材の顛末、現地で見聞した普通のイラク人たちの思いなどで構成される。拘束は最初は農村の人々によるもので、人質というよりは半ば客人の様な対応を受ける。後半は反米武装組織への引渡しが行われ緊張感が増すが、解放直前は組織のメンバーとの気遣いある会話が成立したりしており、こちらの勝手な予想と拘束の実態は異なるのだなと分かる。

  • ささらもさら

    2003年から2004年にかけて、イラク戦争前後のイラクを現地取材したノンフィクション。2004年に筆者が武装勢力に拘束された時点から始まり、以降、時系列が前後するので少し混乱した。数多くの犠牲者を出した戦争の悲惨さや拘束時のことが記されてるのはもちろんだけど、自分としては細やかなイラクの日常の描写(食べ物、住処、イラクの人たちとの会話)が好きでした。戦後すぐの、生きるだけで大変なはずの市場の人々が、知り合いでもない筆者に食べ物や飲み物を奢ろうとする描写に胸を掴まれました。

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