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友だちは海にいる(仮)

安東みきえ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569785431
ISBN 10 : 4569785433
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2016
Japan

Content Description

鳥のように、もっと高く遠く空を飛びたいトビウオ、かあさんとはぐれて、海をさまようクジラの子ども、「死の女王」と恐れられ、きらわれているホホジロザメ、いつか竜になれると信じ、泳ぎの練習をするタツノオトシゴ…。貝たちがひろい集めた、海の生きものたちの物語。波が届ける7つの短編集。

【著者紹介】
安東みきえ : 1953年、山梨県甲府市生まれ。1994年、小さな童話大賞(毎日新聞社主催)の大賞と選者賞今江祥智賞を、『天のシーソー』で、第11回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 散文の詞

    海の生き物を擬人化したような短編集です。 絵本を小説にしたような感じですが、あるいはどうでもいいような、あるいは感動できるような話ばかりです。 読みやすいですからたまに、取り出して読めば、たぶんその時の気分によって感じ方が変わるような気がします。 いずれも、ラストの文章が印象的です。

  • chimako

    地元の作家安東みきえさんの短編集。『頭のうちどころが悪かった熊』のようなシュールさもブラックも影を潜め、どこまでも優しく読み手の気持ちに沿うような温かい小さな七つのお話。巨大なメスのホウジロザメ ロレンチーナとコバンザメのキューの話が一番好きだったが、どの話も結びが良くてホッと心が緩む。海は命の源。シーラカンスのヒレはやがて陸上動物の四肢となり我々にたどり着く。海がないから憧れる。良い本です。

  • ままこ

    海の生き物達の短編集。タイトル作を含め各話その生態を踏まえてあるので物語に深みがあり本質を突いた言葉が胸に残る。「シーラカンス」ウナの思いやりがシーラを頑なな心を動かした。「死の女王」自然の摂理が切ない…分かり合えなくても気持ちは繋がるラストにジンときた。「海の花」センジュさんの“おかえり”のシーンと紅ヒモさんが教授をいたわるシーンは心が温まる。応援団のキンチャクガニもほのぼの。「いつかドラゴン」切なく美しい物語。「小さな奇跡」締めくくりのラストの文章が印象的。心に響く素敵な作品だった。

  • itica

    【児童書】海に棲む生き物を題材に書かれた物語。イソギンチャクとクマノミ、ダテハゼとニシキテッポウエビの共生など弱いからこそ助け合う生き物たちや、翼を持っていても飛べないトビウオの哀しみと言った擬人化した生き物の生態を学びながら、生きることの厳しさ、共に生きるものの優しさを教えてくれる。

  • 野のこ

    これも大好きな一冊になりました。表紙の絵は青い青い海のなかへと誘ってるよう。児童書ですがじーんと心が暖かく暖かく暖かく。また違う魚たちが仲の良い様子や魚の生態も知れて楽しかったです。それぞれの個性が生かされて、からだいっぱいに表現豊かな生き物たち「広い海は親たちの祈りで満ちていくのでした」海に行きたくなりました。愛情、友情、希望、どのお話も素敵。今日も海のどこかで小さな奇跡がおきているのかしら。また、あとがきの貝にはびっくり!500歳の貝かぁ…。

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