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第三の新人

安岡章太郎

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532193805
ISBN 10 : 453219380X
Format
Books
Release Date
January/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「戦後派」作家の隆盛のあと、昭和三十年代から、颯爽と文壇ジャーナリズムを席捲したのが「第三の新人」。その代表である安岡章太郎、阿川弘之、庄野潤三、遠藤周作の四人が一堂に顔をそろえるシリーズ中で最も大衆性に富む一冊。

目次 : 私の履歴書 安岡章太郎(誕生―人とは逆の方角向く/ 東京へ―母、赤ん坊抱え汽車旅 ほか)/ 私の履歴書 阿川弘之(平凡―六歳まで母乳ねだる/ 阿川家―「先祖は武士」半信半疑 ほか)/ 私の履歴書 庄野潤三(教師の子―大阪・帝塚山で誕生/ 若き校長―30歳の父、校歌も作詞 ほか)/ 私の履歴書 遠藤周作(初恋―幹に刻んだ少女の名/ 成績表―兄は甲、こちら乙と丙 ほか)

【著者紹介】
安岡章太郎 : 1920年高知市生まれ。慶応大学卒業。作家

阿川弘之 : 1920年広島市生まれ。東京大学卒業。作家

庄野潤三 : 1921年大阪市生まれ。九州大学卒業。作家

遠藤周作 : 1923年東京都生まれ。慶応大学卒業。作家。96年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はるたろうQQ

    安岡章太郎、阿川弘之、庄野潤三、遠藤周作が日経新聞に連載したもの。遠藤周作と安岡章太郎のものが良い。遠藤周作は自分を持て余していた若い頃のことを鮮明に書いている。安岡章太郎は小学生までと66歳での入院以降のことを書いていて、とても自在。最後に父母に親不孝を詫びたい、親の死に際に一言詫びを言っておけば良かったと終わるのが感慨深い。阿川弘之は幸福な幼少年期を描く。志賀直哉や谷川徹三が印象的。庄野潤三は父のことが詳しく、彼自身は彼の作品のどこかで読んだことがあることが書かれている。それぞれの作風を彷彿とさせる。

  • みや

    日本経済新聞に連載された自伝集。本書は「第三の新人」の名手4人をまとめて収録。さすがに皆、上手い。老境までに歩んできた道程を自らが振り返り辿ることで、それぞれの人生の成果をもたらした各人の資質が浮き彫りになっている。安岡氏は現実をありのまま受け入れるところ、阿川氏は鷹揚で楽天的なところ、庄野氏は人との繋がりを重視するところ、遠藤氏は目に見えぬものにしなやかに導かれていくところ、と捉えた。諸氏の個性が出ていて大変面白かった。

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