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ISBN 10 : 4480097260
Content Description
約2500年前に中国で書かれ、いまも世界中の名経営者・勝負師らに圧倒的な影響を及ぼす『孫子』。この古典的兵法書は、18世紀後半、イエズス会士アミオの手によりフランス語に翻訳され、初めてヨーロッパ諸国に紹介された。彼の訳業は独創的解釈がふんだんに施された驚くべきもので、かの軍事的天才ナポレオン・ボナパルトがこの書を愛読し、戦術を学んだという伝説さえ残されている―。本書は、この「アミオ版 孫子」の本邦初訳である。あわせて「孫子」漢語原文とその現代語訳を掲げ、アミオ訳と対照し解説することで、この伝説的戦略書の魅力と本質を浮き彫りにする。
目次 : 戦術の基礎(始計)/ 戦争の開始(作戦)/ 戦争以前に予見しておかなければならないこと(謀攻)/ 軍隊の形勢(軍形)/ 軍の指揮における巧妙さ(兵勢)/ 充実と空虚(虚実)/ 有利に進めるべき点(軍争)/ 九つの変化(九変)/ 軍がとるべき行動(行軍)/ 地形を知ること(地形)/ 九種の地(九地)/ 火を用いた戦法の概要(火攻)/ 紛争を利用し、また不和を生じさせる方法(用間)
【著者紹介】
ジャン‐ジョゼフ‐マリ・アミオ : 1718‐1793年。フランスのトゥーロンで、王室公証人の息子として生まれる。リヨンのイエズス会神学校で教育を受け、46年ブザンソンで助任司祭となる。その後、東アジア宣教団に選ばれ、49年に中国へと出発。マカオ、広州での短期滞在をへて、51年から死去までの40年以上を北京に滞在した。在華イエズス会士としてフランス本国やヨーロッパ各国との学術的交流を推し進め、「孫子」「呉子」「司馬法」「六韜」などを訳出した『中国兵法論』を、72年にフランス本国で刊行する
守屋淳著 : 中国古典研究家
臼井真紀 : 編集者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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