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経済学 下 角川ソフィア文庫

宇野弘蔵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044004385
ISBN 10 : 4044004382
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「宇野が原理論、段階論、現状分析のすべてについて体系的に編集した(中略)唯一の著作」(解説より)。我々を取り巻く資本主義社会。経済学はその構造を解明するべく発展してきた。経済学の基礎だけでなく、資本主義の理解には必須の宇野理論をも学べる不朽の入門書。下巻では、上巻で解説された原理論、段階論と経済学説史を踏まえ、マルクスの経済学の解説から入り、現状分析となる日本経済論が展開される。

目次 : 第2部 経済学説の発展(カール・マルクス/ 歴史学派および現代の諸学派)/ 第3部 日本資本主義の諸問題(日本資本主義発達史の概要/ 日本資本主義の構造と問題)

【著者紹介】
宇野弘蔵 : 1897年、岡山県生まれ。1921年、東京帝国大学卒。東北帝国大学助教授を経て、東京大学、法政大学などの教授を歴任し、77年に死去。経済学博士。マルクス主義経済学を専門とし、その独創的な『資本論』読解により、宇野学派と呼ばれる学派を形成した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    下巻には、第二部の残りのカール・マルクスの学説と歴史学派などについての章、第三部の日本資本主義についての発達状況、構造と問題が述べられています。玉野井先生と大内力先生によるものです。大内先生の日本経済についての分析は他の書物でも読んでいますのでさらっと頭に入ってきました。学生時代の経済学の授業を思い出しました。当時はマル経が7割くらいをしめていました。

  • amanon

    上巻の感想でも触れたが、恐らく本来ならば大学の教科書として、講義の解説にそって読むべきものだと思う。しかも、60年以上も前に出たテキストを一切の注釈無しで出すのはどうか?恐らくその後の研究によって、事実誤認とされた箇所も少なくないだろうし、一般的に認識度が低い人名もかなりある。それはともかくとして、最初の『資本論』の解説は簡潔で的確にまとめていると言えるか。大部を占める日本の資本主義経済史は、日本という国の近代化と資本主義の発展の歩みの特異性を改めて認識。その発展の背景には多大な犠牲があった。今更だけど。

  • takao

    ふむ

  • モッチー

    宇野学派によるマルクス経済学の教科書を文庫化した本。下巻は、マルクス以降の経済学説史と日本の資本主義経済の分析の章が収録されている。経済学説史の章には、『資本論』各巻を要約した箇所があり、上巻の「原理論」の解説の補足の役割を担っている。また、日本経済の章は「現状分析」の解説となっており、主に戦前の労働、農業、中小企業、財閥の分析が展開されている。この章を読むと、日本は国家主導で後発の資本主義国として急速に発展したために、様々な社会の歪みが生じたのだということがよくわかる。

  • こうきち

    うーん。正直、年寄り向けというか。面白くもないし役にも立たない印象。理屈だけは複雑だけど、想定している社会は無味乾燥なものを前提としているので、違和感がすごい。

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