Books

宇野千代女の一生

宇野千代

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106021503
ISBN 10 : 4106021501
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

結婚3回、引越し20回。「泥棒と人殺しのほかは何でもした」。恋愛、放浪から、暮らし、食卓、ファッション、宝物、本の装いまで、宇野千代流生き方の全貌を紹介。“人生に恋した女”に、幸せとは何かを学ぶ。

【著者紹介】
宇野千代 : 1897年、山口県生まれ。作家。日本初のファッション雑誌「スタイル」の発行や、きもののデザインでも活躍した。処女作は1923年『脂粉の顔』。1996年、九十八歳で永眠

小林庸浩 : 1943年、東京生まれ。写真家。大判のカメラで、染織、やきもの等の工芸や茶の湯、料理、骨董の世界を中心に撮り続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヒロミ

    元祖・おしゃれ番長の女流作家宇野千代。花の命は短くなくて、明治・大正・昭和・平成を駆け抜け98歳の天寿をまっとうした恋多き美しき人だ。宇野千代さんは着物デザイナーとしても有名でこのムックではデザイナーとしての千代さんも堪能することができる。梶井基次郎と噂になったとき「私が面食いなの知っているでしょう」と一笑に付したエピソードを何処かで読んだが、そりゃ梶井さんも檸檬を爆発させたくなるわけである。安吾や太宰とも同時代人だった千代さんだが(安吾は千代さんファン)改めてその作品を読み返してみたい。女は強し!

  • ぐっちー

    桜の季節に淡墨桜の話題をテレビで見た。宇野千代さんの話にも触れていたので、手にした。客間や仕事場の写真にじーっと見入った。シンプルでとても趣味の良い部屋。この人の生き方が、着物や調度によく表れている。「おしゃれは文明人の義務」という言葉には恐れ入った。おしゃれ(金をかけるという意ではない)は、自分の内面と向き合うことと、外部の人に気を使うこと両方ができる、人としてとても大切なことなんだと思った。

  • きたぴー

    宇野千代さん。養老孟司さんと寂聴さんの対談を読み興味が湧いた。着物姿の元気なおばあちゃんの写真は、なんとなく見覚えがあるが、ほぼ存じ上げませんでした。表紙の写真に惹かれ本書を手に取ったが、いや〜凄い、圧倒されました。バイタリティーの塊、そして本当に多才。こんな素敵で面白そうな女性の存在を知れたのは嬉しい。至るところから彼女のセンスが溢れ出ているが、様々な桜をあしらった着物が素敵。紺地に白い桜の花びらの浴衣も好き。人生はド派手でも、着物は色調をシンプルにすっきりというのがさすが。彼女が書いた作品も読みたい。

  • re;

    女の原動力は多彩だ。感動し、震える心。その振動が大きければ大きいほど、きっと高く羽ばたける。自分の信じるものを信じぬき、誰にも文句は言わせない。その代わり、自分のどんな境遇にも文句を言わない。寡黙に、おしゃべりに、ストイックに、散漫に。女だからこその矛盾に満ちた生き方って、なんだかやっぱりかっこいい。『私は私よ』その生き方からそんな声が聞こえてくる。たった一度の人生だから、好きなものをとことん愛して、たとえ形は失っても胸に宿して。いつも心に熱を灯すように生きていけたら素敵。

  • kaoriction

    「My Dear」と周りの人に言わしめた宇野千代の魅力と哲学が満載。「泥棒と人殺しのほかは何でもした」と言うが、心根は豊かで優しい人なのだろうと感じる。去る恋人に「よよと泣かない」。「いらないからあげる、なんて失礼だ、それなら捨てた方がマシ 自分が惜しくてたまらにいものをあげなさい」「毎日、座っている中に、何か書ける」等、人生を愉しく粋に生きてゆく哲学。晩年まで週に一度の美容院通いをしたというヘアスタイル変遷や、千代デザインの着物、特装本や手紙、調度品、レシピなど何時間でも眺めて読んでいられる一冊だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items